旬のリンゴで《自家製》焼肉たれを作っちゃお♪特売お肉がランクアップする栄養士直伝めちゃ旨レシピ
リンゴがあれば作ってほしい!自家製「焼肉のたれ」
おいしいりんごが、たくさん出回る季節がやってきました。生のまま食べてよし、アップルパイなどのお菓子作りにも大活躍のりんご。もしも、りんごが余ったり、傷まないうちに早く食べきりたいときなどに、挑戦してほしいのが「自家製の焼肉タレ」。すりおろしたりんごと玉ねぎが味のポイントです。筆者が栄養士養成校で教わったレシピをご紹介したいと思います。 【画像解説】栄養士直伝!リンゴで作る自家製《焼肉たれ》の作り方&ポイント(11枚)
りんご、玉ねぎがあれば身近な材料ですぐ作れる
自家製の焼肉タレに必要な材料は、とてもシンプル。りんごと身近な常備野菜(玉ねぎ、にんにく、しょうが)、赤ワイン、調味料(しょうゆ、砂糖、酢、ごま油)があればOK。思い立ったときに手軽に作ることができます。りんごには疲労回復を促す果糖やりんご酸が含まれ、玉ねぎの辛味成分(硫化アリル)も豚肉などのビタミンB1と結合すると疲労回復効果を高める働きがあります。りんご×玉ねぎの自家製タレで食べる焼肉は疲れた日のスタミナ回復に一役買ってくれそうです。甘口タイプですので、唐辛子をナシにすれば、子どもさんでも食べやすいと思いますよ。
自家製焼肉たれの材料
【焼肉タレの材料】(出来上がり約450ml) ・りんご…1/2個(約100g) ・玉ねぎ…1/2個(約100g) ・にんにく…1~2片(約10g) ・しょうが…1片(約10g) ・赤ワイン…50ml(1/4カップ) ・濃口しょうゆ…130ml(大さじ7強) ・砂糖…大さじ2(18g) ・酢(米酢,穀物酢など)…小さじ2 (10ml) ・いり白ごま…大さじ1(10g) ・ごま油…大さじ1(15ml) ・唐辛子(小口切り)…お好みで(ナシでも可)
すりおろす→煮立たせる、2ステップで完成!
作り方も、とってもシンプル。りんごと玉ねぎをすりおろし、材料を全て(唐辛子以外)鍋に入れて煮立たせるだけ。驚くほど簡単です。完成した自家製タレは冷蔵庫で3週間程度、保存が可能です。 【焼き肉たれの作り方】 (1)りんご、玉ねぎ、にんにく、しょうがは皮をむき、おろしがねですりおろします。りんごは皮付きのまま使ってもOK(食感が少しザラザラします)。 (2)鍋に(1)と唐辛子以外の材料(赤ワイン、濃口しょうゆ、砂糖、酢、白ごま、ごま油)を入れ、ひと煮立ちさせ、火を止める直前に唐辛子を加えます。 (3)冷めたら保存容器に移し、冷蔵庫で2~3日おいて味をなじませれば完成!
りんご×玉ねぎの組み合わせは肉と好相性!
なお、りんごに含まれるりんご酸などの有機酸と、玉ねぎに含まれるタンパク質分解酵素には、肉を柔らかくする働きがあります。そのため、りんご×玉ねぎの焼肉タレにお肉を漬け込んでおくと、お肉が柔らかくジューシーに仕上がる利点があります。また、焼肉を食べた後のニンニクなどの匂いを、りんごに含まれるりんご酸とポリフェノールが吸収してくれる嬉しい相乗効果も。りんごと玉ねぎが食べきれず余ったときは、ぜひ自家製タレを作ってみてください! ※参考文献:谷口亜樹子編著『食品加工学と実習・実験』光生館,2020、池上文雄ほか監修『からだのための食材大全』NHK出版,2019
野村ゆき