不登校児が新しい教科書のアイデアを提案!光村図書でプレゼンを実施
株式会社NIJINが運営する不登校児向けオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の児童生徒たちが、新しい教科書を提案するプレゼン発表会を光村図書出版株式会社で実施した。この取り組みは、子供たちの視点を生かし教育現場に新しい提案を持ち込むと同時に、子供たち自身の自己表現や社会参画を促進するものだ。 【画像】チームに分かれてアイデア出し! プレゼン発表会では、参加した子供たちがチームごとに分かれ、日ごろのオンライン授業やクラス会議で培ったコミュニケーション能力を活用しながら光村図書出版の社員への提案を準備。子供たちは、「絵を描いた方が伝わるかな?」「具体的な案を伝えた方が良さそう」などと相談しながら考えをまとめた。 光村図書出版の社員への提案では、子供らしいやる気をアップさせるアイデアから、現在の教科書をベースとした現実的なアイデアまで、子供目線ならではのさまざまな意見が飛び交った。子供たちからは、教科書とドリルノートを一体化して学習効率を高める案のほか、1年生から6年生まで続く物語をVRで体験できるようにして、学年を超えて楽しめるような教科書の案が出された。 審査員として参加した光村図書出版の社員たちは、子供たちの創造性と実用性のあるアイデアに驚き、活発なフィードバックを行って、子供たちに称賛を送った。 NIJINアカデミーの校長であり、株式会社NIJINの代表でもある星野達郎氏は、「子供たちが考え抜いた提案を聞いて、改めて教科書とは何かを考えさせられた。教科書にもっと愛着を持たせることが大事かもしれず、子供たち自身が『今の自分』と向き合い、思いを書き込めるような『自分だけの教科書』があっても面白い」と講評している。
こどもとIT,編集部