デビュー20周年の丘みどり「きょうから舞台女優のデビュー」 三越劇場で初主演舞台が開幕
デビュー20周年の演歌歌手、丘みどり(40)が2日、東京・日本橋三越本店で行われた初主演舞台「おちか奮闘記」(26日まで、三越劇場で)の鏡開きに共演の三田村邦彦(71)らと出席した。 明治初期の大阪を舞台に、義太夫節三味線方の豊澤団平の芸にほれ、妻になったおちかが人形浄瑠璃「壺坂霊験記」を完成させるまでを描く物語。 「明けましておめでとうございます!」とあいさつした丘は「ずっと夢だった舞台で主演をさせていただくことになりました。すごく緊張している」と頰を赤らめ、「千秋楽まで全力で走り切りたい。丘みどり、演歌歌手ではなく今日から舞台女優のデビューとして頑張りたい。応援よろしくお願いします」と誓い、観衆から大きな拍手を浴びた。 劇中ではおちかふんする丘が自身のヒット曲「別離の切符」や美空ひばりさんの「芸道一代」など約10曲を歌う場面も。おちかの母、沢田屋女将(おかみ)お政を演じる河合雪之丞(54)から「お稽古場でみどりさんが歌を歌われるのに満足して家に帰っていました。初舞台とは思えない貫禄のあるお芝居、すてきだと稽古場で見ていました」と絶賛され、はにかんだ。