【柔道】斉藤立「右手に力が全く入らない」手術し再起誓う
パリ五輪柔道男子100kg超級日本代表の斉藤立(たつる/22=JESグループ)が、30日に自身のインスタグラムを更新。5月から右手に力が全く入らない状況となり手術したことを明かした。 【フォト】手術を受けベッドに仰向けになる斉藤の姿、豪快な大外刈り一本の瞬間も 斉藤は、自身のインスタグラムで「実は5月頃から右手に力が全く入らなくなり、オリンピックが終わって、精密検査をしたところ思っていたよりも悪く、本日手術をしました」とオリンピック以前から右手に不調を感じていたことを告白。 続けて「手術という話になり、それを受け入れるまでは精神的にも辛く人とも会えない状況でした。怪我のみならずここまで自分にとって良くないことばかりでした。色々な人に色々なことを言われて、絶対に見返そうと決意した矢先のことでした。全てどうでもいいと思っていましたが、こんなところで夢を諦めたら1番ダサいと思いました。俺は絶対に諦めないです。誰に何を言われようがまた戦いの舞台に戻ってきます。応援よろしくお願いします」と引き続き選手として試合に臨み、前向きな気持ちであるようだ。 パリ五輪では、初戦は内股で相手に勝利し、準々決勝では22年の世界選手権で敗北したアンディ・グランダを技ありで破り、雪辱を果たす。しかし、準決勝でキム・ミンジョンに背負投で敗れ、3位決定戦でも敗れメダル獲得とはならなかった。 パリ五輪混合団体の決勝戦では疑惑のデジタルルーレットでテディ・リネールと対戦することになったのは大きな話題に。斉藤は大内刈で敗れ、日本代表は準優勝となった。 とはいえ、素晴らしい試合を見せてくれた斉藤。治療に専念し、再び試合で活躍する姿を見れることに期待したい。