海外メディアは3位ベルギーの超高速カウンターを絶賛「日本戦がベスト」
英国のBBC電子版は、「ロシアでのイングランドのワールドカップキャンペーンはベルギーに0-2で負けて終了した。スリーライオンズは4位に終わったのだ」というタイトルをつけた記事の中で、イングランドの健闘とベルギーの堅守を評価した。 「イングランドはベルギーのバラエティーに富んだアタックへの対処に苦しんだ。しかし、イングランドの姿勢は、評価するに値するもので、アザールに望みを砕かれるまでは、イングランドにも勝利のチャンスはあった。イングランドは、ダイアーの手堅いチップは、ベルギーのアルデルワイレルトのミラクルなクリアで防がれてしまった」 後半24分に、ダイアーがGKの1対1になって頭越しにループシュートを放ったが、ベルギーのDFアルデルワイレルトが滑り込んできて奇跡的に同点シュートをクリアした。 準決勝で負けたチーム同士による決勝前日に行われる3位決定戦は、通常、盛り上がりに欠けるものだが、BBCは、「ベルギーとイングランドはそれを競争的なものにした」と、この試合を持ちあげた。 BBCライブでは、元イングランドのミッドフィールダー、ダニー・マーフィー氏が「エデン・アザールは、ピッチ上のベストプレーヤーだったと認めなければいけない。彼はゴールに値する働きをしたし、彼のパフォーマンスは輝いている」とコメント。後半37分に決定的となる2得点目をマークしたアザールをベストプレーヤーと絶賛した。 一方、元イングランド代表のディオン・ダブリン氏が、「イングランドは負けたが、この結果は誇らしいものだと思う。今日の試合は素晴らしいものではなかったが、2018年のロシア大会を通しては成功だったといえる」と、平均年齢26歳で挑んだイングランドの健闘を称えた。 英の高級紙、ザ・ガーディアンは、早くもベルギーの背番号「10」アザールの今後のクラブの去就についての記事を書いている。 「エデン・アザールは、チェルシーでの将来についての疑問を投げかけた」という見出しで、現在所属しているチェルシーFCから去る可能性があることを示唆した。 「アザールは、このワールドカップで強い印象を与える活躍をした。それは、チェルシーでの将来について疑問を投げかけることになった。チェルシーで6年間の成功を残して、彼が他のクラブへ動く時が来たのかもしれないということだ」 スター軍団のベルギーは優勝こそ逃したが、アザールらにビッグマネーでの移籍話が浮上するなど、大会に強烈なインパクトを与えたことは間違いなさそうだ。