お正月の「鏡もち」はなぜ飾る?いまさら聞けない由来、ちょっと語れる正月飾りの豆知識 鏡餅に込められた願い、現代のユニーク商品も登場
お正月にこうしたあたたかい願い、繁栄への願いが込められた鏡もちを飾り、大切な人と過ごすわけです。とても素敵な風習ですね。 ■鏡開きとは 鏡もちはもちですから、当然食べます。食べるのは1月11日の「鏡開き」になってから。この食べることにも願いが込められています。 「鏡開き」とは、お供えしていた鏡もちを下ろして、無病息災を願って食べる行事です。 鏡もちは、お供え物に刃物を向けるのは縁起が悪いとして、包丁は使わず、木口で叩いて割りますが、「割る」という言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉が使われます。 おもちを鏡というのは、おもちの丸い形が昔の銅鏡に似ているからだそうです。 年神様の力が宿っている鏡もちは、下ろして食べることに意義があるので、捨てずに食べることが大切です。 ■鏡もちの保存方法はこれだ お餅はそのままにしておくと1週間ほどでカビが生えてしまいます。カビが生えないように上手に保存して美味しく食べきりましょう。 ○短期間なら冷蔵保存 数日以内に食べる分は、表面の粉をよく落としてポリ袋や密封容器に入れて冷蔵庫で保存。1~2週間保存したい場合は、粉をよく落としてラップにぴったり包んで保存。 ○長期保存は冷凍庫で 表面の粉をよくおとして1個ずつラップに包み、冷凍保存袋に入れて冷凍保存。2~3か月は保存できます。解凍は室温で半解凍。凍ったままでも焼くことができます。 ○パックの切りもちも冷凍可 市販されている個包装の切りもちは、そのままで長期保存が可能ですが、より長く保存したいときは、パック包装のまま冷凍保存。 ※農水省ホームページより ■現代はこんなユニークな商品も 最近は鏡もちを飾っても食べない人が増えていることから、「鏡米」という、もちの代わりにコメ・つや姫をケースに入れた商品も人気が出てきているということです。 城北麺工 長橋史佳 営業本部長「鏡もちの出荷がいま一番ピークになっていて、餅工場も今年一番の活気になっている。良い年を迎えられるように皆さんに城北麵工の鏡もちを飾ってもらって(新年を)迎えてほしい」
鏡もちの製造は12月中旬まで行われ、山形市のこの会社からは、およそ80万個が全国へ出荷されるということです。
テレビユー山形
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