【迷ったらこれを選べば間違いない!】「使用シーン別」ハンモックシステム × 3つの組み合わせ例
■Choice3:ダブルレイヤーハンモック×デイジーチェーンストラップ
主に冬のハンモック泊で使用している組み合わせです。「背面の保温と、凍結によるトラブルの回避を重視」した組み合わせです。 ダブルレイヤーハンモックには冬用スリーピングマットを挟み、その上で冬用の寝袋に入って寝ます。気温が-15℃を下回るような状況では、ハンモック背面の断熱や保温にアンダーキルトを使うよりも、スリーピングマットを使ったほうが重量的に有利です(-15℃以下に対応するアンダーキルトで重量が500gを切るものはほとんどないが、スリーピングマットなら選択肢がある)。 サスペンションは凍結によるトラブルがもっとも起こりにくいという理由(ウーピースリングやバックルタイプは、凍結により固定できなくなる、あるいは固着することがある)から、デイジーチェーンストラップを選んでいます。 重量は合計710g(ハンモック本体「Warbonnet Outdoors /Lightweight DoubleTraveler」457g、サスペンション「eno /Atlas Hammock Strap」253g)。 ここでは3つのパターンを例に紹介しましたが、あくまでこれは私が心地よく感じる組み合わせ。皆さんも自分の心地よいセッティングを探してみてください。 二宮勇太郎(にのみやゆうたろう) 1982年、広島生まれ。20代前半に歩き旅のおもしろさを知り、2012年にアメリカのロングトレイル「PCT」をスルーハイク。その後、三鷹のアウトドアショップ「ハイカーズデポ」に就職し、現在は店長として店頭業務を切り盛りしている。イベント、雑誌、WEBなどの各種媒体で“ ハイキングにおけるハンモックの有効性”を訴え続けている。 @hammock_hiking 根本絵梨子(ねもとえりこ) 写真家・フォトグラファー。群馬県出身。 2010年より渡豪。2012年富山大学芸術部科学部卒業後、代官山スタジオ勤務。2016年よりフリーランスの写真家として活動開始。現在はアウトドアブランドの広告やファッション、カルチャー誌、建築など幅広い分野で活動している。南米パタゴニアから国内の山々まで、写真を撮りながらアウトドアフィールドを旅する生活を送る。2023年都内にて写真展開催予定。 @neeemooo
二宮勇太郎,根本絵梨子