25年大河「べらぼう」音楽は「麒麟がくる」のジョン・グラム!海外向けビジュアル&特報公開
横浜流星主演による2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(1月5日スタート、NHK総合よる8時~ほか)の音楽を、作曲家のジョン・グラムが担当し、テーマ曲の演奏をNHK交響楽団、指揮を下野竜也(NHK交響楽団正指揮者)が務めることが明らかになった。あわせて、海外の視聴者に向けたグローバルバージョンのビジュアル、並びに特報動画が公開された。 横浜流星、渡辺謙、小芝風花、宮沢氷魚ら「べらぼう」場面写真【画像】 大河ドラマ第64作となる本作は、喜多川歌麿、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九らの才能を見出し“江戸の出版王”へと成り上がる蔦屋重三郎(横浜流星)を主人公にしたストーリー。キャストに安田顕、小芝風花、里見浩太朗、渡辺謙ら。脚本を、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子が務める。
アメリカ・バージニア州出身のジョン・グラムは、イギリスで歌とオーケストラ作曲を学び、アメリカのウィリアムズ大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で音楽を専攻。大河ドラマの音楽を手掛けるのは「麒麟がくる」(2020~2021)に続いて2度目となる。本作のメインテーマは、二つの視点からアプローチしたといい、「大河ドラマ『麒麟がくる』は、これまでの私の作曲人生の頂点であり、今回、再び大河ドラマの音楽を担当できることに感激しています。『べらぼう』のメインテーマは、二つの視点からアプローチしました。一つは、資金も社会的地位もない状態からスタートし、たゆまぬ努力とリーダーシップ、そして賢さで大成功を収めた蔦重への敬意です。もう一つは、250年以上続いた平和の中で商業が発展し、芸術も花開いた江戸文化への賛美です。浮世絵の魅力の一つは、それまで手が届かなかった美しく複雑な芸術作品が、一般の人々にも手に入るようになり、日本国内のみならず、世界中でセンセーションを巻き起こしたことだと思います。江戸時代の絶え間ない情熱的なエネルギーを込めたメインテーマは、演奏難易度が非常に高い楽曲となりましたが、マエストロ下野竜也の指揮のもと、NHK 交響楽団の演奏によって感情と一体感にあふれる曲に仕上がりました。ぜひご期待ください」とコメントを寄せている。