25年大河「べらぼう」音楽は「麒麟がくる」のジョン・グラム!海外向けビジュアル&特報公開
テーマ曲の指揮を務める下野竜也はこれまで齋藤秀雄メモリアル基金賞、芸術選奨文部科学大臣賞、有馬賞、広島市民賞、中国文化賞など数々の賞を受賞。NHKFM「吹奏楽のひびき」のパーソナリティでもあり、大河ドラマテーマ曲の収録は7作品目。下野はジョン・グラムとのセッションについて「大河ドラマ『麒麟が来る』で初めて知ったジョン・グラムさん。過去、エンニオ・モリコーネさんの前例があったにせよ、海外の方がどの様に大河ドラマと歩むのだろう?と思っていましたが、最初からジョンさんの音楽に引き込まれていました。今回、ご一緒出来る事を光栄に思いつつ、それこそ、べらぼうに緊張して録音セッションに臨みました。江戸時代の中でも、より絢爛豪華な文化の雰囲気とその中での様々な人間模様が目の前に広がる様な音楽を紡ぎ出された事に感服しております。ドラマと共にジョンさんの音楽を『べらぼう』をご覧になられる皆様が楽しんで下さる事をN響メンバー/スタッフと共に願っております」と語っている。 なお、本作では世界中の視聴者に届けられるよう英語タイトル「UNBOUND」と題し、新たなビジュアルと特報動画を公開。ドラマの主人公である蔦屋重三郎が出版した作品が今なお世界中を魅了しているように、放送に先駆け様々な素材を使って国際発信を行い、作品の魅力を届けていくという。「UNBOUND」とは、「解放された」「とらわれない」という意味で、身分や出自にとらわれず慣例に縛られない“べらぼうな”生き様を見せた蔦屋重三郎を表現する言葉。「未製本」という意味もあり、出版業を営なみやがて浮世絵や本の文化を発展させていく蔦重を彷彿とさせる言葉でもある。
国内版ビジュアルは近日中に発表予定。(編集部・石井百合子)