<来栖りん>歌手、声優として日々進化 新シングル「わっちゅあね?」の挑戦
「好きな人とクリスマスパーティーをする約束をして、苦手な料理などを準備するというドタバタした感じ、ワクワクした気持ちを歌った楽曲です。楽しくキャピキャピ歌っていますが、私の中でクリスマスは、神聖でキラキラしたキレイなイメージもあるので、楽しさを表現しつつ、緩急をつけて、キラキラ感をイメージして歌ったところもあります」
ちなみに、クリスマスにはどんな思い出があるのだろうか?
「15歳の時に活動を始め、クリスマスはイベントでファンの方と過ごすことが多かったですし、レッスンをしていて終わっちゃうこともありました。ゆっくりパーティーをすることはなかなかできないのですが、12月半ばくらいに友達と集まって、お菓子を食べることがあって、昨年はケーキアイスを食べました。子供の頃は、お母さんやお父さんがクリスマスを盛り上げてくれていました。玄関に、サンタさんとトナカイに食べてもらうためのクッキーとにんじんを置いて、朝になって見ると、にんじんに歯形が残っていたりして(笑)。私が喜ぶことをしてくれる家族だったので、クリスマス以外にも誕生日やお正月などのイベントの楽しい思い出が残っています。私がイベント好きなのは、そういう思い出がたくさんあるからだと思います」
◇憧れた場所だから…
2023年5月のソロアーティストデビューから約1年半が過ぎた。活動していく中で、自分の中で変化があったという。
「デビューしたての頃は、結構身構えてしまうことが多かったんです。一歩一歩踏み出すにしても、失敗しないかな?と考えてしまっていたんです。私は楽しいことが好きなので、自分の本質とのギャップがありました。良くも悪くも後先を考えないで動くことが好きですしね。ただ、声優業界、アニソン業界は私の憧れの場所だったので、緊張しちゃっていたんです。好きな場所、神聖な場所に踏み入れるような感覚があって、失敗しちゃったら……と好きだから故に足がすくんじゃうことが多くて。でも、1年経って、いろいろな方々と出会い、いろいろな経験をさせていただくうちに、まず楽しむことが大事だと改めて気付きました。私が楽しんでいれば、きっとみんなも喜んでくれる。楽しい気持ちは伝わるものなので、楽しまなきゃダメなんです。そう思うようになってから、緊張のレベルを一つ下げるようにしようとしています。一人が怖かったところもあったと思います。自分が失敗したら全てが止まるという恐怖感もありました」