【DeNA】東克樹、エースへの覚悟“単身無休自主トレ”「3年やって本当のエースに」
DeNA東克樹投手(29)が“単身無休自主トレ”でエース道を駆け上がる。 地元・三重にほど近く、高校時代を過ごした名古屋で行う自主トレ。例年は1月からスタートしていたが、今年は12月からすでにスタートしている。4歳の子供と妻を横浜に残しての単身トレに「会えない日が非常に多くなると思うんですけど、できるだけビデオ通話とかをして、子供が寂しくないようにやっていきたい」と気遣った。 休みもほとんど作らない。それだけ来季にかける思いも強い。今季はリーグトップの26試合に先発し、同トップの183回を投げて13勝(4敗)をマーク。最多勝に輝いた昨季に続いて貫禄の投球を見せており「3年やって本当のエースになれると思う。来年、僕の中での3年目、しっかりやりたい」と、自らエースへの勝負の1年に位置付けている。 だからこそ、休んでいる暇はない。オフシーズンでも家族と会えない寂しさをこらえながら、トレーニングに打ち込む。「来年、本当に大事な年になるということは強く思ってます。そこを妻も理解してくれているので、結果として恩返しできたら」。真価が問われる1年へ、抜かりなく備える。【小早川宗一郎】