「いろんな個性があっていいんだよ」島根スサノオマジック・谷口選手 自身プロデュースの絵本を読み聞かせ
山陰中央テレビ
Bリーグ・島根スサノオマジックの谷口大智選手が、自らプロデュースした絵本を23日、松江市の幼稚園の子どもたちにプレゼントしました。 園児の前で読み聞かせを行い、伝えたメッセージとは。 松江市の育英北幼稚園を訪れたのは、島根スサノオマジックの谷口大智選手。 3歳から5歳までの園児約70人を前に、自身がプロデュースした絵本の読み聞かせをしました。 10月23日に出版された絵本「はいるかな」。 谷口選手が親交のあるデザイナーや絵本作家に協力してもらい、約1年をかけて完成させたもので、様々な動物が他の動物と協力したり自分の個性を生かしながら、木の上にあるバスケットゴールに向かってシュートを打つ様子が、ほのぼのとしたタッチで描かれています。 谷口選手が絵本を制作したのは、子どもの頃、小学6年生ですでに190cmを超えていた自分の高身長に悩まされたことがきっかけでした。 島根スサノオマジック・谷口大智選手: 「対戦相手の親に、ずるいと目の前で言われたこともありますし、やっぱり人と違うことがいけないことなのかな、ダメなことなのかなという風に思う機会が多々あって。人と違うことに悩まず、自分の個性を大切にしてほしい」 絵本に込めた思いを成長段階の子どもたちに届けようと、感情を乗せて読み聞かせします。 島根スサノオマジック谷口大智選手: 「みんなそれぞれ。飛べる翼をうらやんだり、小さな翼を悲しんだり、そんな必要は全然ないのです。おしまい」 谷口選手は約70人の園児全員に絵本をプレゼント。 子どもたちからはお返しに歌が贈られました。 園児: 「絵本で一番よかったのはウサギさん。みんなに助けてもらってたから」 「おとうさん、おかあさんに、谷口選手にもらった絵本読んでもらう」 島根スサノオマジック・谷口大智選手: 「いろんな子がいていろんな個性があって、それでいいんだよっていうのを、しっかりと子どもたちに、そして大人の方たち、先生方に伝えたかったので、本当にいいイベントになったと思います」 谷口選手プロデュースの絵本「はいるかな」は、書店のほか絵本の通販サイト「YOMO」にて販売されています。
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