ドラム式洗濯機を使っているのに「節約のため」といって室内干しをしている妻。サーキュレーターを使っているので電気代はあまり変わらないのでは?
洗濯物の乾燥にかかる電気代を節約するために、乾燥機能付きドラム式洗濯機であるにもかかわらず乾燥機能を使わず、サーキュレーターを併用しながら室内干しをしている方もいるでしょう。ドラム式洗濯乾燥機は、短時間で洗濯から乾燥まで一気に行える便利さがありますが、そのとき気になるのは電気代です。 そこで本記事では、ドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで一気に行う場合と、室内干しでサーキュレーターを併用する場合を比べて電気代はどれほど違うのかを検証します。また、室内干しで効率的に洗濯物を乾かす方法についてもご紹介していきます。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
ドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで行う場合の電気代
まず、ドラム式洗濯乾燥機の洗濯から乾燥まで一貫して行う場合の電気代について見ていきましょう。 あるメーカーのドラム式洗濯乾燥機では、洗濯から乾燥まで実施した場合の電気代は、1回あたり約18.6円とのことです。毎日使用した場合、1ヶ月(30日)あたり約558円の電気代がかかります。 ただし、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能には、ヒーター式とヒートポンプ方式があり、それぞれ消費電力が異なります。ヒートポンプ方式は消費電力が比較的低く、ヒーター式は消費電力が高い分乾燥にかかる電気代もかさむ傾向にあるようです。
室内干しでサーキュレーターを利用した場合の電気代
次に、室内干しでサーキュレーターを使った場合の電気代について見ていきます。 サーキュレーターの消費電力を49ワットとした場合、室内干しの洗濯物が乾くまで6時間サーキュレーターを使用した際の1回の電気代は約9円です。 毎日使用した場合の1ヶ月の電気代は約270円であり、前述のドラム式洗濯乾燥機で洗濯のみをした場合の電気代(1回あたり約2.3円、1ヶ月毎日使用した場合約69円)を足しても、約339円です。乾燥機能を使うよりも電気代を節約できることが分かります。 ただし、室内干しは湿度の影響を受けやすいため、状況によっては乾ききるまでに長時間かかる場合もあります。そのため、併用しているサーキュレーターの使用時間が長くなり思った以上に電気代がかかったり、部屋干し特有の生乾き臭が発生したりするリスクも考えられるでしょう。