いくつ知っている? 世界ナンバーワンのゴルフレジェンド、ジャック・ニクラスにまつわる10のトリビア
PGAツアーのアジア圏マーケティングディレクター、コーリー・ヨシムラさんがチョイスした記事や選手たちのストーリーをご紹介。今回は、たぶん、あなたの知らないジャック・ニクラスについて。
あなたの知らないジャック・ニクラス
ゴルフの代名詞ともいえるジャック・ニクラスについて、もはや説明の必要はないでしょう。メジャー史上最多の18勝を誇り、ツアー通算73勝。 〝ゴールデンベア〞としても知られ、世界45カ国でおよそ320のコース設計を手掛けました。彼はまた小児病院で治療を受ける1000万人の子供たちを支援するチャリティキャンペーンを主催するなど慈善活動にも熱心に取り組んでいます。そんなニクラスについて、おそらくあなたが知らないことをご紹介しましょう。
①彼は英国王室メンバー以外で初めて5ポンド紙幣に採用された人物です。 ②米国最高の民間人賞である大統領自由勲章を2005年に授与されました。 ③55年以上にわたってコース設計しているニクラスが、最初に設計に携わったのはハーバータウンGL。最終ホールの灯台がランドマークで、2018年に小平智が優勝したRBCヘリテージの舞台です。 ④ 実家がドラッグストアチェーンを経営していたため、家業を継ぐべく大学時代、彼は薬剤師を目指していました。
⑤結婚式(1960年7月23日)当日の朝、友人3人と1ラウンドプレーをしています。
⑥プロとして初めて賞金を稼いだのは1962年のロサンゼルスオープン(現ジェネシス招待)。獲得したのは33ドル33セントでした。プロ1年目の獲得賞金は61.869ドルで、現在の貨幣価値に換算すると約8000万円に相当します。
⑦もっとも信頼したのはマグレガー・トミーアーマーの3番ウッド。アマチュア時代からメジャー18勝まで37年間手放しませんでした。グリップ交換は83年の1度だけです。 ⑧黄色がトレードマークですが、本人は色覚障害があります。 ⑨全英オープン初制覇したスコットランドのミュアフィールドから名前をとって自身主催のメモリアルトーナメントを開催するオハイオ州のコースをミュアフィールドビレッジと名付けました。もちろん設計はニクラス本人です。 ⑩現役時代、彼はポケットに3枚のペニー(5ペンス硬貨)を忍ばせていました。1枚は通常のボールマーカーとして、もう1枚はプレーイングパートナーが必要とする場合、3枚目は最初の1枚を紛失したときのためです。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月2日号より(ARRANGE/Mika Kawano PHOTO/PGA Tour) ※PGAツアーはBSJapanext(BS放送)、ゴルフネットワーク(CS放送)、U-NEXT(動画配信サービス)で毎週LIVE中継が見られます
週刊ゴルフダイジェスト