子育て政策はどうする?離島に関する政策は?衆院長崎3区補欠選挙に立候補した2氏の経歴・政策まとめ
谷川弥一氏の議員辞職に伴う衆議院長崎県第3区選出議員補欠選挙が4月16日告示、4月28日投開票の日程で実施されています。今回の衆院長崎3区補選には届け出順に、社民党が推薦する立憲民主党前職の山田勝彦氏(44)、教育無償化を実現する会が推薦する日本維新の会新人の井上翔一朗氏(40)の2名が立候補しました。
山田勝彦氏は長崎県出身、法政大学卒業。発達障がいの子どもたちの自立支援、障がい者の方々の雇用創出のための施設を創業し、衆議院議員を1期務める
山田氏は1979年長崎県生まれ、法政大学社会学部卒業。株式会社プレナス社員、衆議院議員・山田正彦氏事務所勤務、農林水産省(大臣秘書官)を経て、2013年に株式会社やまびこ学苑を設立、2014年に子ども発達支援やまびこ学苑を創業、2018年に就労支援やまびこ農苑を創業。2016年から長崎ウエスレヤン大学の非常勤講師を務めました。 2021年の衆議院議員選挙に比例区九州ブロックにおいて初当選。現在は立憲民主党長崎県第2区総支部長を務めています。
山田氏が掲げる政策とは
山田氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。 2024年 7つの変えんば! 1.企業団体献金を廃止し、真の政治改革を 2.防衛増税、インボイス増税を廃止する 3.子ども予算を倍増し、教育の無償化を実現 4.年金の最低支給額を引き上げ、老後の安心を 5.社会保険料の企業負担を軽減し、賃上げを実現 6.国からの所得補償で、後継者が育つ農林漁業へ 7.離島航路の低料金化を島民以外も対象へ 基本政策と理念 私たちの食卓の安全を守る ・農林漁業者への国からの所得補償で、後継者が育つ農林水産業へ ・小麦、大豆、飼料用米の国内生産を高め、食料自給率を上げる ・種子法を復活しタネの民営化を止め、みんなのタネを未来へつなぐ ・磯焼けと漁業の燃油対策を強化し、海の環境と漁師の暮らしを守る 子育てを楽しめる国へ ・保育士の賃金UPで、待機児童ゼロ/0~2歳児までの保育料の無償化 ・学校給食を無償化し、オーガニック(無農薬栽培のお米や野菜)へ ・第1子から児童手当を増額し、高校生まで支給を延長する ・第1子から大学の授業料を無償化奨学金の返済猶予や減免の実施 老後を幸せに暮らせる国へ ・公的年金(老齢・障がい)の最低支給額を引き上げる ・介護職員や障がい福祉職員の賃金UPで、サービスの質・量を充実する ・低所得の方の医療や介護の自己負担額を減額する ・公共交通への財政支援を強化し、病院やスーパーへ低料金で移動 戦争のない平和な世界を ・「二度と戦争しない」憲法を守り、自衛隊員を海外の戦場へ行かせない ・専守防衛に徹しつつ、自衛隊と日米同盟を基軸に国民の平和を守る ・国防を担う自衛隊員の処遇改善を行い、現場の人手不足を解消する ・唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約へ参加する 若い人たちが残れる島へ ・島の消費税0%を実現し、島内消費を伸ばし、島民所得を向上する ・離島航路の低料金化を島民以外も対象にし、人が集まる島へ ・食とエネルギーの地産地消を進め、島内でお金がまわる循環型経済へ ・島の医療や教育への支援策を強化し、子育てや老後の安心を高める