持たない母子3人暮らしの「クリスマス」。飾りも最小限、料理も市販品アレンジ
普段ミニマルな暮らしをしている親子の、クリスマスの過ごし方について紹介します。小学生の子ども2人と団地で生活、「ものが少なくても満たされる暮らし」の情報発信をしているかさもさんのケースです。クリスマスの飾りつけやケーキの用意など、子どもは楽しく、大人はラクになるアイデアについて語ります。 【写真】母子3人団地暮らし、クリスマスの飾りつけ
ツリーやリースの代わりに、子どもの作品を飾る
私が子どもの頃は、クリスマスと言えば大きなクリスマスツリーを出して、オーナメントや綿の雪を飾るのが楽しみでした。自分に子どもができてからも、「大きなクリスマスツリーに飾りつけをする」のは、当たり前の行事だと思い込んでいました。 ところが、ミニマリズムに出合って「ものが少なくても満たされる暮らし」をするようになってからこの考え方が一変。子どもたちにも相談しながら、小さなツリー→壁に飾れる一枚布のタペストリーと徐々に小さくしていき、今年からは子どもたちが幼稚園生の頃につくった作品のみ飾ることにしました。 上のクリスマスツリーの絵は毎年飾っていたものの、ツリーをこの絵だけにするのは今年が初めて。実際に試して感じたのは「心地よさ」でした。私にとって思い入れのある子どもの作品が、余白が多い部屋の主役として飾られている様子がとてもしっくりきました。 ツリーの絵のほかに、子どもたちが幼稚園から小学1年生まで作成してきたリースも、毎年飾ります。もっと数があったのですが、年々劣化していって現在残っているのは3つになりました。 子どもの作品はなかなか手放しにくいですが、ただしまい込んでいては作品がかわいそうだと私は思うのです。日常生活で使えなくても、季節のイベントで飾ったり、ファイリングして見返しやすくするなど、思い出の品に役割を与えることが、ものを大切にしていることにつながると考えています。
●プロジェクターを使えばもっと華やかに
また、プロジェクターでクリスマスの映像を壁に映すのもおすすめ。わが家もクリスマス当日はプロジェクターを使って、気分をより高めたいと思っています。 これらの代用アイデアは、クリスマスが終わったあとの片付けがラクなのもうれしいポイント。子どもたちからもとくに不満はなく、それよりもプレゼントとケーキを楽しみにしている様子です(笑)。