もうすぐ最終回『半分、青い。』ドタバタ展開、打ち消すラストはあるのか?
永野芽郁がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」もいよいよ大詰めを迎え、来週は最終週となる。19日放送の第147話では、ラストシーンでついに鈴愛(永野)と律(佐藤健)がキス。ネット上も大きな盛り上がりを見せているが、ラスト1週間で感動のエンディングとなるかどうか。
脚本家が語りすぎ? SNS時代ならではの視聴者の不快感
岐阜県・梟(ふくろう)町という架空の町で、1971年に生まれた楡野鈴愛が左耳の聴力を失うも、高度成長期の終わりから現代までを駆け抜けて、一大発明を成し遂げるまでの物語を描く。2017年2月22日に制作発表され、脚本はかつてトレンディドラマの女王とも呼ばれた北川悦吏子氏の書き下ろしによるオリジナルストーリーだ。 21日放送後の情報番組「あさイチ」にVTR出演した北川氏は、“朝ドラ渡し”の構想を明かしてまたしてもファンの度肝を抜いた。平日朝の放送直後の「あさイチ」では冒頭、MCの博多華丸・大吉と近江友里恵アナが朝ドラの話題から入るのが定番で、それを“朝ドラ受け”というが、北川氏は「華丸さんが待ってるからそろそろ今日はやめるね、っていうナレーションでやめたかったんです」と、“朝ドラ渡し”をしたかったが却下されたのだとか。さっそくネット上には「朝ドラは脚本家のものじゃない」「おかしい」といった否定的意見から「あの無邪気さ、少女っぽさが強みでは」と肯定的な意見まで出ていた。 同作では、脚本家である北川氏が自身のツイッターで作品について踏み込んだ発言を発信するのが視聴者の間ではたびたび議論の的になってきた。見ごたえある回を“神回”として予告したり、ドラマで描ききれなかった部分を補足するかのような発言があったりと、「視聴者に見方を押し付けている」などと批判の対象になったのだ。 そのせいもあってか、永野をはじめ俳優陣の評判は軒並み良いのだが、批判意見のほとんどが「伏線の描き方が変」「ここはいらなかったのでは?」「カンちゃんのスケートはなんだったの?」「登場人物が多すぎる」「左耳が聞こえないのはどこいった?」など、人物設定やストーリー設定など脚本に起因するものに集中した。北川氏には北川氏の流儀があるのだろうが、結果的に反感を買う形になってしまったのかもしれない。