漁師アイテムからタウンユースへ:ギョサンの新しい可能性
ギョサンを日本全国、さらに全世界へ
ー取り扱いのコレクションについて教えてください。 当店では、できるだけ多くの種類のギョサンを、全色、全サイズ揃えるようにしております。 もともとは3L(27.5cm)までしかサイズがありませんでしたが、最近は海外の方からの需要も増え、4L(29.5cm)までサイズが広がりました。外国人の熱烈なギョサンファンも増えてきている印象です。 最近では、カリプソの「TYPE-T」の人気が上がっております。 ギョサンの原型ともいえる「カリプソ」タイプですが、50年ぶりに新たなデザインが生まれました。これはギョサンにのめり込み過ぎた私が自ら設計したものです。 この商品は特に思い入れが強く、「TYPE-T」の「T」には、タウンでも履いていただきたいという思いが込められております。
あとは、「手染めギョサン」も、ぎょさんネットでカラーをデザインし、私が染色しております。手染めなので価格はギョサンにしては高めですが、大変好評をいただいております。
ぎょさんネットでは一部を除き、メーカーである「丸中工業所」様のブランド「PEARL印」のギョサンのみを扱っております。私が最初に出会ったのももちろん「PEARL印」のギョサンです。 ーギョサンを購入する際のアドバイスは何かありますか? 初めてギョサンをお履きになる方は「鼻緒の親指と人差し指の間が痛い」と感じる方も多いかと思いますが、履き続けていただくとほとんど気にならなくなります。 過去にはギョサンの熱心なファンである嵐のリーダー、大野さんからも「足がギョサン足になっちゃう」というお言葉をいただきました。
ー今後はどのようなビジョンを描いているのでしょうか? 今後も、ギョサンを日本全国、また全世界に広めていきたいと思っております。数年の間には、ギョサンの全てを体験できる「ギョサンランド」的な場所を作りたいですね。 また、デザインについても、さまざまなシチュエーションに合わせた新しいタイプのギョサンを作っていきたいと考えております。