人気が爆発しているのは!?J1入場者数アップ率ランキング1~10位。1位は昇格組の東京ヴェルディ!
明治安田J1リーグは後半戦に突入し、FC町田ゼルビアがなおも首位に立っている。町田のようにファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJ1リーグ全20クラブの今季の1試合平均のホーム観客動員数を集計し、昨季からの上昇率をランキング形式で紹介する。(データは第24節終了時点)
ホーム負けなしも、横ばいの名門
10位:鹿島アントラーズ 本拠地:県立カシマサッカースタジアム 収容可能人数:3万9095人 2023シーズン1試合平均:2万2031人 2024シーズン1試合平均:2万2629人 前年比:102.7% J1リーグの入場者数アップ率ランキング10位は、鹿島アントラーズだ。昨季の1試合平均の観客動員数が2万2031人に対して今季はここまで1試合平均2万2629人の観客数で、ほぼ横ばいの102.7%となっている。 ただ、今季の成績を考えると、もう少し観客数が伸びていても不思議ではないようにも見える。昨季のリーグ戦は最終的に5位だったが、序盤の出遅れが響いて優勝争いに絡めなかった。しかし、今季は序盤から好調で上位を維持しているだけに、前年比102.7%は物足りないかもしれない。 特にホームゲームはここまでJ1で唯一の無敗であり、県立カシマサッカースタジアムを訪れた鹿島ファンは今季まだ黒星を経験していないことになる。 それでも、鹿島はこれから上昇率を伸ばせる可能性が十分にあるはずだ。第27節は、昨季最も多くの観客を動員した浦和レッズ戦があり、今季も盛り上がることが期待できる。また、鹿島は現在3位につけており、シーズン終盤の優勝争いに関わっていれば、より多くのファンがスタジアムに訪れるはず。いまは結果を出し続けて行くことが重要になりそうだ。
安定して人が入る関西クラブ
9位:セレッソ大阪 本拠地:ヨドコウ桜スタジアム 収容可能人数:2万4481人 2023シーズン1試合平均:1万7074人 2024シーズン1試合平均:1万8018人 前年比:105.5% セレッソ大阪は、昨季の1試合平均の観客動員数が1万7074人だったのに対し、今季ここまでの平均観客動員数は1万8018人となっており、前年比105.5%となっている。リーグで9位の上昇率だ。 セレッソ大阪は開幕戦のFC東京戦で2万705人の観客が入り、好スタートを切った。その後も安定して多くの観客数を集めており、第13節のヴィッセル神戸戦では今季ここまでで最多となる2万1148人を記録している。その後、第20節のサガン鳥栖戦は平日開催だったことが響いて1万1040人の今季最低の観客動員数を記録したが、これ以外は全て1万6000人超の観客数で、収容可能人数2万4481人のヨドコウ桜スタジアムはどの試合もほとんどの席が埋まっている印象だ。 昨季は観客数が1万5000人を割る試合が5試合あったが、今季は前述の鳥栖戦の1試合のみ。今季はホームで6勝4分け2敗と好調で、本拠地限定であれば3位となる勝ち点を稼いでおり、ファンの応援を力に変えて戦えている。それが客足にも好影響を与えているのかもしれない。 ただ、2万人超えの観客動員数は開幕戦のFC東京戦と神戸戦の2試合のみであることから、2019シーズンに記録した1試合平均2万1518人のクラブレコードの更新はかなり厳しい状況だ。