昨年のコンサートの様子（C） Tomoko Hidaki（提供＝公益財団法人 日本製鉄文化財団）

　紀尾井ホール（千代田区紀尾井町、TEL 03-5276-4500）が1月17日から開催する「KCO名曲スペシャル ニューイヤー・コンサート 2025」に、「こども招待枠」を設ける。（赤坂経済新聞） 【写真】指揮を務めるライナー・ホーネックさん（C） Tomoko Hidaki（提供＝公益財団法人 日本製鉄文化財団） 　「紀尾井ホール室内管弦楽団」の特別演奏会として開く同公演。同ホール広報担当の遠藤初音さんは「本公演が『文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業』に採択され、小学生以上、18歳以下を対象に招待席を用意した。当選した同伴の保護者にもチケットを定価の半額で販売する。協賛の厚意で、こども招待を他の公演よりも増やすことができた」と話す。 　公演は3日間で、募集人数は、17日＝84人と保護者枠20人、18日・19日＝各74人と保護者枠各15人。席は全てS席。申し込みは先着順で、同ホールのウェブチケットサイトで受け付ける。 　公演は約2時間を予定。曲目は、モーツァルトの歌劇「『ドン・ジョヴァンニ』序曲」や「バイオリン協奏曲第4番ニ長調」、ヨハン・シュトラウス2世の「加速度ワルツ」やポルカ・シュネル「ハンガリー万歳！」、ヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「我が人生は愛と喜び」など約13曲を予定。指揮は、バイオリニストで同管弦楽団名誉指揮者のライナー・ホーネックさんが務める。 　遠藤さんは「今回も、ウィーン・フィルのコンサートマスターを務めるホーネックさんのソロ・バイオリンが楽しめる。モーツァルトの名曲から華やかで楽しいワルツやポルカなど、盛りだくさんの内容で新年を祝う。誰でも気軽に楽しめるコンサート」と話す。 　開演は、17日＝19時、18日＝16時、19日＝14時。無料席・一般席とも、座席引換券の発券には所定の手数料がかかる。一般のチケット料金は、S席＝1万円、A席＝7,500円、U29席＝2,000円。定員に達し次第終了。