森健人投手（２年）＝兵庫県姫路市打越で、後藤奈緒撮影

　◇制球力が武器のエース　森健人投手（２年） 　副主将を務め、インコースに力のある直球を投げ込む制球力が魅力のエースだ。秋の大会では登板した８試合中６試合で完投。集中力の高さと勝負強さは藤田明彦監督も太鼓判を押す。 　４歳上の兄がキャッチボールをしている姿を見て、小学３年から少年野球チームに入った。中学は龍野ボーイズに所属し、２年の時に硬式野球大会「タイガースカップ」でベスト４入りを果たした。 　「野球の全てが面白い」と黙々と練習に打ち込む。直球のキレをさらに増すため、自宅に帰ってからも指先のトレーニングを欠かさない。打撃は腰の回転や膝を柔軟に使って、ミート力の向上を目指す。甲子園では完封で抑え、本塁打を放つ二つの目標を掲げる。 ……………………………………………………………………………………………………… 　（１）１６９センチ・７０キロ（２）右・右（３）投手（４）たつの市立龍野東（５）愛犬のペスと遊ぶこと ……………………………………………………………………………………………………… 　◇対話重視し投手リード　村崎心捕手（２年） 　正捕手として、ブルペンで投手に課題を聞き取り、練習後は達成できたかを振り返る。コミュニケーションを重視し、「投手一人一人の能力を最大限に生かす」と自負する。 　２年の春からベンチ入りし、バッテリーを組むエースの森健人投手（２年）とは同じクラスで仲も良い。試合のマウンドではあまり表情を崩さない森投手だが、微妙な仕草から感情を読み取って、支えることを心がけている。 　試合前日の就寝前には、対戦相手の試合の動画を何度も見直し、打者の情報を頭に入れるのがルーティン。秋の大会では、格上の相手にも諦めずに粘った試合ができたからこそ、勝つことができたと実感している。好きな言葉は「諦めない」。 ……………………………………………………………………………………………………… 　（１）１７１センチ・７３キロ（２）右・右（３）捕手（４）養父市立養父（５）スマホゲーム ……………………………………………………………………………………………………… 　【メモの見方】（１）身長・体重（２）投・打（３）ポジション（４）出身中（５）趣味 〔神戸版〕