【箱根駅伝】国学院大・平林清澄 エースの決意「今年こそ前田監督の〝大号泣〟が見えるように」
来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を前に、大学駅伝3冠を目指す国学院大の主将・平林清澄(4年)が、恩師を〝大号泣〟させることを誓った。 同大は13日、都内の渋谷キャンパスで壮行会を開き、多くの一般学生と教職員が集結。大学史上初の箱根優勝に向けて、平林は「前回大会は、大会前にインフルエンザの集団感染があって総合5位という悔しい結果に終わった。その後の報告会で、涙を流しながら『このチームは誰も(この結果に)満足していない』と言った。今年こそは全員が満足して(ゴール地点の)大手町で会うことを目標にしている」と闘志を燃やした。 その主将は、国学院大が2020年の第96回大会で、総合3位でゴールした際の前田康弘監督(46)の姿を見て同大への進学を決意したという。「僕がこの大学に入学したきっかけとして『前田監督の男泣きを見たから』と過去の取材にも答えている。今年こそ前田監督の〝大号泣〟が見えるように、その結果にふさわしい総合優勝ができるようにチームとして全力で頑張ります」と力を込めた。 過去3大会は、1年時に9区で区間2位、2年時に2区で区間7位、3年時に2区で区間3位。前田監督は10日に「5区は平林で攻撃します」と、エースの山登り起用を示唆していた。 この日、平林は「6区以外は準備している。どの区間になっても、エースとして区間賞を取る走りが求められている。いつもと変わらずに準備していけたら」と熱弁。悲願の初優勝に向けて、エースの走りが鍵を握りそうだ。
東スポWEB