ラリージャパンで『頭文字D』マシンが爆走 車体に「藤原とうふ店(自家用)」の文字も ドライバーの正体はブルガリア国籍選手
◇21日 世界ラリー選手権最終戦ラリージャパン第1日(SS1、愛知県豊田市) ラリージャパン初日に話題を呼んだのが人気漫画「頭文字D」をほうふつとさせる海外組のラリーマシンだ。 WRC2クラスで出場するニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)が、同漫画に出てくるトヨタ・スプリンタートレノ(AE86型、通称ハチロク)のカラーリングを踏襲。白黒のツートンカラーのほかサイドには「藤原とうふ店(自家用)」と日本語の文字が躍っている。 X(旧ツイッター)の大会公式アカウントでもグリアジンが「イニシャルDが好き」と紹介しており、シーズンを通じてこのカラーリングで参戦。SS1前に行われたシェークダウンでも注目を集めた。Xでは「藤原とうふ店のラリーカー」「こういうノリ大好き」と好感を呼んでいる。 グリアジンは最初のステージとなったSS1で全体の9番手タイムをマーク。WRC2クラスでは首位発進となった。モスクワ生まれでWRCでの登録はブルガリア国籍。WRCには2019年にデビューし、最高位は7位。WRC2クラスでは通算3勝を挙げている。 「頭文字D」は、週刊ヤングマガジン(講談社)に1995年から2013年まで連載された走り屋をテーマにした漫画作品で作者はしげの秀一さん。
中日スポーツ