スペイン・バルセロナで再び抗議デモ、家賃引き下げと生活改善要求
Horaci Garcia ［バルセロナ ２３日 ロイター］ - スペインのバルセロナで２３日、家賃引き下げと生活環境の改善を求めるデモが行われ、約２万２０００人が参加した。 スペインでは、政府が経済の中心である観光を促進する一方で、再開発や貸主がより利益率の高い観光客向け短期賃貸にシフトしたことによる家賃高騰に対応できず、住宅問題が深刻化している。 カタルーニャ住宅公社のデータによると、バルセロナで今年第２・四半期に契約された賃料は１０年前の同時期から７０％近く上昇した。 入居者組合の担当者は「われわれは賃金の半分を家賃に費やしている。この状況は止めなければならない」と述べた。 カタルーニャ州の他地域やブルゴス、北部アストゥリアス、南部ヘレス・デ・ラ・フロンテーラでも抗議デモが行われた。
