「とりあえずやってみるのが大事」障害がある子どもも普通高校進学を訴え 市民団体が旭川で全国集会
障害がある子どもも高校進学できる社会を目指す市民団体が、旭川市で全国集会を開きました。 催しは2年に一度開かれています。10年ぶりの道内開催となった今回は全国からおよそ200人が参加しました。 10月5日・6日の2日間旭川市内で開かれた催しでは、障害がある子もない子も同じ場で学ぶ「インクルーシブ教育」を希望し、道内の普通高校で学んできた当事者らがこれまでの経験を紹介しました。 卒業生の保護者からは「点数の取れない息子のような生徒が普通高校を受験するという前例はほとんどありませんでした」などといった報告がなされ、高校に行って楽しかったかと問われた息子が「そうです」とガッツポーズをする場面も。 また、地元旭川の定時制高校を卒業した平田和毅さんと中学時代の同級生や担任が一緒に登壇し、共に学ぶ大切さを訴えました。 「難しく考え過ぎずとりあえずやってみるというのが大事だと思っている」「ここに集まっている皆さんだけでなく『インクルーシブ教育』という言葉が社会の皆さんに伝わればいいと思う」(同級生) 「誰もカズを障害者だと思っていない、ただの同じ仲間だと思っているということがクラスで起こった」(担任)