MLB公式 将来的な米移籍が予想される日韓選手を特集 日本からは朗希、菅野、岡本、小笠原が挙がる
大リーグ公式サイトが1日(日本時間2日)、将来的な大リーグ移籍が予想される日韓の選手を特集した。 【写真】元木大介氏 巨人・岡本和真の将来的なメジャー挑戦について「彼も視野に入れていると思う」 同サイトは「日本と韓国のトップリーグの才能のインパクトにおいて、2023-2024年のオフシーズンはメジャーリーグにとって歴史に残るシーズンとなった」とし、ドジャースの大谷翔平や山本由伸、カブスの今永昇太、ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ)の名前を挙げた。一方で「今冬のホットストーブは、その興奮と支出のレベルを超えるだろうか?いいえ。正直に言うと。しかし、興味をそそられることはまだたくさんある」と昨オフのような大型移籍はないと予想。その上で「オフシーズンが始まるにあたり、MLBファンが知っておくべき名前をいくつか紹介します」とした。 注目のロッテ・佐々木朗希については「日本で最も優秀な若手投手であると誰もが認めるが、ロッテが今冬、ポスティング・システムを通じて彼をMLBの球団に放出するかどうかはまだ明らかではない」と紹介。その上で「世界的なブランド力がかつてないほど高まっているドジャースは、佐々木が契約可能になったときに契約する最有力候補とみられている」とした。 また、巨人からは今オフの移籍を目指す35歳のベテラン右腕・菅野智之と主砲・岡本和真の名前が挙がった。菅野については2020年オフにメジャー移籍を目指すも合意に至らなかった過去を紹介し「菅野はコントロールの良さで知られ、今年の三振対四球の比率は6.94だ。彼のプロフィールは、33歳でメジャーリーグに到達し、ドジャースとヤンキースで7シーズンに渡って効果的な先発投手だった黒田博樹に似ている。パドレスとジャイアンツは、20年シーズン後に菅野に興味を示したチームの1つだった。両チームとも、今オフに再び投手獲得を目指す可能性が高いが、ジャイアンツは現在、異なるリーダーシップの下にいる」とした。 岡本についてはWBC米国戦でも本塁打を放ったパワーを評価。「MLBの役員は岡本が北米へ移籍すると予想しているが、それが今冬に起こるか、将来起こるかは不明だ」としつつ「タイガースは岡本の潜在的な獲得候補の1つだ。スコット・ハリスが(編成本部長として)野球運営を引き継いで以来、タイガースはアジアでのスカウト活動を拡大しており、今年ポストシーズンに復帰した後、タイガースは戦力の増強を目指している」と紹介した。 今オフ、ポスティング・システムでのメジャー移籍を目指す中日の小笠原慎之介の名前も挙がった。「ドラゴンズはここ数シーズン、MLBのスカウト陣から徹底的にスカウトされてきたが、その大きな要因は、高橋宏斗の存在だ。ただし、高橋は今冬は獲得できない見込みだ。小笠原にも市場はあるはずだが、NPBでの三振率は最低だ。小笠原はMLBの評価者から先発ローテーションの後ろの投手として見られている」と評価。「ドラゴンズはMLBの球団が優先度の高い選手を獲得するまで、小笠原の獲得プロセスを開始したくないのかもしれない。2023年にNPBオールスターに選出された小笠原は、以前にも米国に遠征しており、北米での調整に十分備えている。また、投球に対する新しいアプローチを学ぶ能力も優れており、ゾーン内で効果的に投球することで、より多くの空振りを生む可能性がある」と紹介した。