<サッカー>プレミアで孫興慜と「ロンドンライバル」に?…李康仁、アーセナル移籍説が再浮上
サッカー韓国代表の主将兼エースの孫興慜(ソン・フンミン、33)が所属チームのトッテナム残留を宣言した翌日、代表チーム同僚の李康仁(イ・ガンイン、24、パリ・サンジェルマン)のイングランドプレミアリーグ進出説が浮上した。チームは李康仁に昨年から関心を見せているトッテナムの「ロンドンライバル」アーセナルだ。 米スポーツサイト「ジ・ アスレチック」は8日、「イングランドプレミアリーグの名門アーセナルがパリ・サンジェルマン(以下PSG)所属の韓国人選手、李康仁に注目している」とし「李康仁はルイス・エンリケPSG監督の関心を受けてプレーしているが(出場機会が少ないため)未来について悩んでいて、この冬に新しい挑戦の道に進む可能性がある」と報じた。 李康仁のEPL進出の可能性を報じた記者(ジェームズ・マクニコラス氏)がアーセナル関連情報に詳しい人物と評価されているため、ファンの期待は高まっている。 アーセナルが李康仁に注目する理由は、ミケル・アルテタ監督の戦術とチーム運用方式に最適の選手という期待感のためだ。アーセナルはこの冬、右ウイングの補強が急がれる。イングランド代表チームでも活躍中のブカヨ・サカがいるが、ハムストリングを痛めて3月に復帰する予定だ。今季勝ち点40で2位のアーセナルが首位リバプール(46点)との差を狭めるには右サイドの攻撃を任せられる即戦力が必要だ。 アルテタ監督はイーサン・ヌワネリ、レアンドロ・トロサール、ラヒーム・スターリングなど数人を試したが、誰にも合格点を与えなかった。このため李康仁など外部からの選手獲得を考慮しているとみられる。李康仁はサカと同じく左足を主に使用する右ウインガーだ。サイドだけでなく中央に入ってくるプレースタイルも似ている。マルチプレーヤーを好むアルテタ監督の選手獲得基準も満たす。 移籍が実現するかどうかは移籍料にかかっている。PSGは李康仁をすぐに手放す考えがないだけに、魅力的な金額を提示してこそ交渉が行われる見通しだ。欧州現地サッカー専門家らは2023年にPSGが李康仁を獲得した当時にレアル・マヨルカ(スペイン)に支払った移籍料2200万ユーロ(約36億円)の倍以上になってこそ交渉が可能と予想している。 伊メディアのトゥットメルカートウェブは「イングランドプレミアリーグ球団のマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)とニューカッスル・ユナイテッドが李康仁を望んでいる」とし「特にマンUの場合、李康仁を朴智星(パク・チソン)の次のアジア看板スターに育てるという計画を持っている」と報じた。 前日に孫興慜がトッテナムとの契約を1年延長しただけに、李康仁がEPL舞台に進出する場合、韓国代表の2人の核心メンバーが同じ舞台で対決することが期待される。特に李康仁がアーセナルを選択する場合、トッテナムの孫興慜と「ロンドンライバル」構図が形成される。トッテナムとアーセナルはプレミアリーグの代表的なライバル戦「北ロンドンダービ」の主人公だ。トッテナムの選手はスポーツカーを選ぶ際にもライバルであるアーセナルの象徴色の赤を避ける。クリスマスパーティーのサンタクロース衣装も青にするほどだ。