「豚骨ラーメン界でいちばん衝撃」ミュージシャンに聞く、全国の行くべきお店は…“合う音楽”もセレクト
罪悪感ゼロ!滋味深い味わい
磯野くんは2店舗目のラーメン店に、愛知県名古屋市の「好来道場」を紹介した。 磯野くん:名古屋というと、今は台湾ラーメンとか台湾まぜそばとかけっこう有名だと思うんですけど、実は名古屋のご当地ラーメンに好来系というラーメンがありまして。創業が1959年の「好来」ってお店があって、ここはその流れを汲んだお店です。別名、薬膳ラーメンという風に呼ばれていまして、動物系のだしにタマネギとかニンジンとかニンニクとか根菜、漢方とかに使われるようなものを6時間以上煮込んで作ったスープです。スープはちょっと白濁としているんですけど、めちゃくちゃ滋味深い味わいというか。ラーメンを食べるとちょっと「食っちゃったな」って罪悪感があるけど、それが一切ない。 あっこゴリラ:一切ないんですか! 磯野くん:いいもの食べたなって。高麗人参酢で味変するのもおすすめですね。去年ツアーで全国20カ所くらい行ったんですけど、いちばんうまかったラーメンですね。 あっこゴリラ:じゃあ、これを音楽に例えたら? 磯野くん:このラーメンのように滋味深い歌声、それから優しいスープの包容力がある楽曲として、大貫妙子さんの『風のオルガン』です。
シンプルかつ奥深い味わいで、ノスタルジー満載
番組後半では、都内で食べられる絶品ラーメンを紹介。石崎は下北沢「一龍」を選んだ。 石崎:僕、上京してから人生でいちばん通っているラーメン店なんです。スープは豚骨と鶏ガラベースで、表面にたっぷりめの鶏油がかかっていて、もうスープが黄色なんですよ。黄金色っていうか。ちぢれ麺で、スープとの絡みがすごくて。薄く切られた油が少なめのチャーシューが最高なんですよね。 磯野くん:あれうまいですよね。 石崎:あと紅ショウガが食欲を増進させるんです。ここのラーメンって屋台から生まれた駿河ラーメンを基調に作られたみたいで、シンプルかつ奥深い味わいで、とにかくノスタルジー満載です。毎日でも食べたいラーメンですね。ここに来るとすごくほっとするんですよね。めちゃくちゃおいしいです。 あっこゴリラ:これを音楽に例えるとどんな曲ですか? 石崎:懐かしくも永遠に輝くような味という思いを込めて、坂本 九さんの『見上げてごらん夜の星を』を紹介します。