【維新・吉村洋文新代表】斎藤知事のSNS戦略めぐる騒動をどう見る?立花孝志氏の知事選立候補は「良いかどうか判断するのは有権者」 政治家としての今後も聞いた
立花孝志氏の立候補について…「法律が想定しないことやってるが判断は有権者」
―――兵庫県知事選では、政治団体代表の立花孝志氏が「斎藤氏を合法的にサポートする」として自身の当選を目的としない立候補をしましたが、こうした選挙との関わり方はどう思いますか? 「このやり方が良いかどうかも有権者が判断するわけです。有権者が良しとして判断することまでを制限するかどうか、ということなのかなと。政治活動って何が正しいかわからないから選挙があるわけじゃないですか。僕も他の政党も賛否両論あって意見も違うけど、民主主義国家は皆さんの一票が一番力があるので、そこで決めようっていうルール。となると、有権者の皆さんがこれも踏まえた上で投票するということを考えると、良い政治活動とダメな政治活動を政治家が判断していいのかなとは思います」 ―――吉村新代表は弁護士でもありますが、法律的に見るとどうですか? 「法律が想定しないことやってると思います。公職選挙法は自分が当選することが前提で、ビラの枚数やポスターの枠が決まってますから。ただ、立花氏のやり方より、何かこれが良い政治活動でダメな政治活動だ、と権力者が決めたりする方が怖いと思います。国会でちゃんと議論して決まればいいですけど。最後はやっぱり有権者の判断じゃないかと。これもわかった上で誰に投票するのか、有権者が最終的な決定権者だと思いますから」
政治家としての『今後』はどう考えている?
―――今後は来年7月に参議院選挙があり、2027年4月には大阪府知事任期満了となります。吉村新代表はこれまで何度も「政治家を一生の仕事にしようとは思っていない」と発言していますが、国政政党の代表としての理想の進路はありますか? 「今は大阪府知事として任期を与えられていますので、この任期を死ぬ思いで全うするのが役割だと思っています。僕は大阪に育ててもらった、日本に育ててもらったという思いがあるので、自分の長い人生の中でずっとは無理だけど、一定期間は公につくそうと。それでちょっとでも社会が良くなるんだったらやろうと。自分の私利私欲ではなくて公に尽くす。これが大阪に育ててもらい日本に育ててもらった、そして生を受けた者としてやるべきという思いで政治家をやっていますので、任期をまず全うする。その先のことは考えていないです」 ―――国政選挙に出ることは考えていない? 「政治家を一生の仕事にしようとか家業にしようという感覚は全くないです。自分の人生の一時期を公に尽くすという思いやってるので、まずは万博もありますし、きちんと知事の任期を全うします。その先のことはまだ考えていません」 (2024年12月3日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)