東京・歌舞伎町の出会い系アプリ悪用ぼったくり責任者か 容疑で男を逮捕
マッチングアプリで知り合った男性を東京・歌舞伎町のバーに連れていき、ぼったくりを繰り返していた事件で、警視庁新宿署は風営法違反の疑いで、店の従業員、吉田匠里(しょうり)容疑者(25)=相模原市=を逮捕した。新宿署によると、吉田容疑者は客に料金の説明をしたり、従業員らに給料を渡したりしており、店の責任者だったとみられる。 吉田容疑者ら従業員は秘匿性の高いアプリ「テレグラム」を利用し、「そろそろショットを頼む」など具体的なやりとりもしていた。吉田容疑者は女性を装ってマッチングアプリで客となる男性とやりとりしたこともあったという。署は他にも関わった人物がいるとみて捜査を進めている。 逮捕容疑は11月23日夜、共謀し、従業員であることを隠してマッチングアプリで集客した男性に無許可で接待をしたとしている。吉田容疑者は同日、警視庁が摘発に入った際には不在だったが、30日未明に「店が取締りをうけ、いずれ自分も捕まると思った」と署に出頭したという。