29日(金)の天気と降水確率

　きょう29日(金)は日本海側を中心に雨や雷雨で、北日本やその他の山沿いでは雪が続きそうだ。特に雨が続いている北陸や東北では土砂災害に厳重な警戒が必要となる。また、雪のエリアでは大雪や着雪、路面の凍結による交通障害に注意が必要で、さらに全国的に風が強いため、晴れるエリアも風冷えとなりそうだ。

寒気南下で大気非常に不安定

29日(金)の雨雪・風の予想と発雷確率

　日本海側では広く雨や雪が続いており、特に北陸や東北では土砂災害などに厳重な警戒が必要となる。きょうは上空に寒気を伴った低気圧や前線の影響を受けるため、このあとも日本海側では広く雨や雪が続き、雷を伴う所もありそうだ。特に雨量が多くなりそうなのは北陸や東北で、あす30日(土)の朝までに多い所では、北陸で100ミリ、東北で80ミリの雨が降る見込み。落雷や突風などにも注意が必要だ。さらに風も強まり、荒れた天気になるおそれがある。北日本では平地でも積雪する所がありそうだ。大雪や着雪、路面の凍結などによる交通障害に注意が必要となる。

太平洋側は東日本中心に晴天

29日(金)の時系列天気

　一方、太平洋側は、東日本や東北では晴れる所が多く、空気が乾燥する見込み。一方、西日本には午前5時現在、雨雲がかかっており、午前中は雨の続く所が多くなりそうだ。午後になると雨の範囲は狭まって止む所が多いが、一部で雨が残る可能性はある。

気温はあまり上がらず　風冷えでより寒い

29日(金)の最高気温

　最高気温は全国的にきのうより低い所がほとんどとなりそうだ。関東ではこの時季としてはやや高いものの、その他はあまり気温が上がらない見込み。風も強く、風冷えとなるため、より寒く感じられそうだ。 (気象予報士・多胡安那)