カフェで勉強のため「コーヒー1杯」で4時間ほど過ごします。お金に余裕がないのですが、「ドリンクだけ」で滞在できる時間の目安はあるのでしょうか…?
勉強や仕事をするためにカフェを利用する人も多いでしょう。その際に、飲み物を1杯だけ注文し長居することに、気まずさや後ろめたさを感じたこともあるかもしれません。 店の売り上げのために食べ物を注文した方が良いと感じていても、経済的な理由から難しい場合もあるでしょう。本記事ではカフェでの滞在時間の目安や長居する際のマナーについて解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
カフェの滞在時間の平均は?
株式会社YAYが2023年に1017人を対象に行った「カフェ利用に関する実態調査」によると、カフェ利用時の滞在時間で最も多いのは「30分~1時間程度」(40.0%)でした。 次いで「1~2時間程度」(30.2%)、「2~3時間程度」(14.6%)と続いています。「3時間以上」は3.9%と最も少ない結果でした。この結果から考えると、2時間程度までであれば周囲から悪目立ちせずにカフェに滞在できるといえるのではないでしょうか。
カフェに長居する場合の注意点
飲み物1杯しか注文しない場合、店内に長居することに罪悪感を抱く人もいるかもしれません。カフェでの滞在時間について、「混雑時は○時間まで」のように決まっている店もありますが、通常時に明確なルールを設けている店はそこまで多くないでしょう。 そのため、どれくらい滞在するかは利用者側の自由といえます。ただし、長時間滞在する場合は次の点に注意して、マナーを守って利用しましょう。 ◆小さな席を選ぶ 1人で利用する場合、できるだけ小さなテーブル席やカウンター席を利用するように心掛けましょう。大きなテーブル席を1人で使用すると、グループで来店した利用者が席を使えなくなる可能性があります。 ◆混雑状況を確認する カフェが混雑している場合は、ほかの利用者に配慮して長居しないのがマナーです。自分が入店したときには混雑していなくても、ランチやディナーなどの時間帯になると混んでくる可能性があります。小まめに周囲の状況を確認しながら作業するようにしましょう。 ◆追加注文する 長時間滞在する場合、ドリンクを追加注文するのも1つの方法です。店によっては2杯目を安く購入できる場合もあります。お得に飲み物を注文できるだけでなく、自分の滞在の正当性を示しつつ店の売り上げに貢献できるでしょう。 よく利用するカフェの場合、毎回は難しくても時々食べ物を注文して、店に配慮する方法もあります。 ◆店のルールを確認する 一部のカフェでは、長時間の利用について明確なルールが設けられていることがあります。時間制限が設けられていたり、勉強そのものが禁止されていたりすることもあるため、注意が必要です。
ドリンク1杯では2時間程度が目安! 長居するならマナーを守ろう
店によってルールが異なるため一概にはいえませんが、ドリンク1杯で滞在できるのは2時間程度だと考えられます。長居する場合は小さなテーブル席などを選んで小まめに混雑状況に気を配るようにしましょう。ドリンクや食べ物を追加注文し、店の利益に貢献するのも1つの方法です。 ただし、そもそも「勉強禁止」「○時間まで」などのルールが設けられている場合もありますので、必ず店内の張り紙などを確認するようにしましょう。お店やほかの利用者への配慮を忘れないようにして、気持ち良くカフェを利用してくださいね。 出典 株式会社YAY 「カフェ利用」に関する実態調査(PR TIMES) 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部