【毎日書評】どこからが「ハラスメント」?中小企業こそ求められる教訓と対策
教訓と対策:事後の対応
どれだけ万全を期していたつもりでも、思いがけないとトラブルが起きることは往往にしてあるもの。万が一、「こんなことが起きるとは」ということになってしまった場合には、さらなるトラブルを防止するため、慎重な対応が求められます。 なぜなら事案によっては、調査それ自体がセカンドハラスメントとなってしまうこともありうるから。そのため、調査の結果次第では、なんらかの懲戒処分を行うことも考えられるそうです。(237ページより) スペースの事情があるためここでは取り上げていませんが、実際には個々のトラブルについて多くの具体的事例が紹介されています。そのため読者は、自社の問題と照らし合わせながら問題解決を目指すことができるはず。本書を通じて旧来的な認識をアップデートし、自社の労務リスクを少しでも減らしていきたいものです。 >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 白秋社
印南敦史