河野太郎外務相、日韓・日中関係「深める」「大局的に」重要さ強調
●TPPや温暖化問題
環太平洋経済連携協定(TPP)についても言及。米国でトランプ政権が誕生し、TPP離脱を宣言したことを受け、「保護主義がいろんなところで見え始めている中で、自由貿易は大事だと日本が旗を振っていかなければ行けない時代」だと述べた。 また、地球温暖化の問題をはじめ、貧困撲滅や軍縮、核不拡散といった地球規模の問題に「日本が積極的にリーダシップをとっていると言われるような外交をしていかなくてはならない」と意気込みを示した。
●内閣の一員
自身の内閣での振る舞いについても触れ、「政府としての方針を決めた後は、内閣の一員として、内閣の方針を遂行するために全力で当たるのが議院内閣制の原則。官邸と連携して積極的な平和主義できちんとした成果を挙げていけるように努力したい」と付け加えた。 《略歴》河野 太郎(こうの・たろう) 慶応大、米ジョージタウン大卒。会社員、総務大臣政務官、法務副大臣、衆議院外務委員長、国家公安委員会委員長、行政改革担当相、国家公務員制度担当相。54歳。神奈川15区。衆院当選7回