ＳＶリーグではライバルとなる西田有志(左)と高橋藍

　バレーボール男子でパリ五輪代表の西田有志（大阪ブルテオン）が早くも〝駆け引き〟を仕掛けた。 　新リーグ・SVリーグは10月11日に東京体育館で開催される大阪ブルテオン―サントリー戦が初陣となる。30日に都内で行われた開幕前記者会見に出席した西田は、高橋藍などを擁するサントリーとの一戦を前に「オポジットとして相手にディフェンスを取られずに、ブロックに対してもブロックアウトだったり、常に点数を取れるようなオプションを持っていきたい」と闘志を燃やした。 　ベスト8入りを果たしたパリ五輪では、ともに攻撃の要としてチームをけん引してきたが、SVリーグでは敵として相まみえる。高橋が「西田選手はサーブが非常に武器だと思うので（サービス）エースを取られないようにしっかりと（ボールを）返したい」と印象を口にすると、西田は「まだ試合で100％でやったことはないので、そこはすごい楽しみ。開幕までによりいいサーブを打てるように準備していきたい」とニヤリ。コート外で早くも勝負は始まっていた。 　そんな西田は「目標はもちろん世界一のオポジット。そこは常に持っているし、やっぱりそれがないと、自分もやることがなくなってくる」と力強く宣言。トップへの階段を上るにあたり、まずは高橋の堅守を崩したいところだ。