清野菜名、2025年1月期フジ月9でゴールデン帯ドラマ初主演 「かなわなかった夢がようやく」
清野菜名が、2025年1月期のフジテレビ系月9ドラマ『119エマージェンシーコール』でゴールデン帯ドラマ初主演を務めることがわかった。 【写真】指令管制員に扮する清野菜名 本作は、消防局の通信指令センターを舞台に、個性的な指令管制員(ディスパッチャー)たちが、困難な状況にチームとして立ち向かう中で、それぞれに抱える葛藤や問題を乗り越えて成長していく群像劇。限りなくリアリティーを追求するため、横浜市消防局全面協力の下、大型のマルチディスプレイとシステム監視制御装置、LIVE映像通信システムを備えた最新の消防司令センターをセットで完全再現する。 脚本を手がけるのは、『わたしのお嫁くん』(2023年4月クール/フジテレビ系)や『降り積もれ孤独な死よ』(2024年7月クール/読売テレビ・日本テレビ系)などの橋本夏と、アニメ『盾の勇者の成り上がり』の小柳啓伍。演出は、『救命病棟24時』シリーズ(1999~2013年/フジテレビ系)や『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズ(2006~2013年/フジテレビ系)などの水田成英、『最高の離婚』(2013年/フジテレビ系)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年/フジテレビ系)の並木道子らが担当する。 主演の清野が演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の指令管制員(ディスパッチャー)・粕原雪。前職は銀行で働いていたが、あるきっかけで消防士の採用試験を受け合格。2年間の現場勤務を経て、自ら司令課への異動を希望した。消防司令センターの中では最も日が浅い新人という役どころだ。過去に、家が火事になったことがあり、その際に119番通報をしたのは雪だったが、その通報に対応した管制員の声に助けられたという思いがあり、自分もそのときのように通報者を少しでも安心させられる管制員になりたいと考えている。 普段はあっけらかんとした明るい性格で、思ったことはとりあえず行動に移してみるタイプ。集中力が高く、洞察力にも優れているため、通話の応答の中でわずかなヒントとなる情報を見落とさない。一度聞いた声や音は不思議と忘れないでいられることも特技であり、指令管制員としての適性は高い。その一方で、こうと決めたことは周りに合わせて変えない“我が道を行く”タイプでもあるため、組織の中では周囲を振り回してしまうこともしばしば。自分の対応が間違っていなかったかどうか、その答え合わせや復習の意味も含め、非番の日に通報の“その後”の状況を確認するため実際に事故現場を見に行ってしまうのだが、それがときに消防局全体の組織内で軋轢を生むことにもなり……。 清野がフジテレビ制作ドラマへ出演するのは、深夜ドラマ『おわらないものがたり』(2014年8月)以来およそ10年半ぶりで今作が2作目。そして、ゴールデン帯(19時~21時59分)ドラマ初主演となり、月9ドラマも初出演にして初主演となる。 清野は初のゴールデン帯ドラマ主演、かつ月9初演について、「実は20代前半の頃に月9のオーディションを受けたりもしていまして。なかなかかなわなかった夢がようやくかない、30歳になり、最初のドラマで月9の主演をさせていただけること、とても光栄に思っています」と喜びを吐露。また、渡辺恒也プロデューサーは、「“119番通報を受ける指令管制員は、ひとつひとつの通報にどのように向き合っているんだろう?”とふと頭に浮かんだ問いが、このドラマを企画したきっかけでした」と作品への想いを寄せている。 清野菜名(粕原雪役)コメント 本作への出演が決まったときの思い このお話をいただいたときに、指令管制員という職業がどういうものなのかを存じ上げていなかったので、きちんと勉強をして臨まないといけないなと思いました。皆さんも生活していく中でなかなか知ることのできない裏側だと思いますので、ドラマを通してしっかりと伝えていけたらいいなと思います。 台本の印象 今までは119番に電話をかけるとどういうことが繰り広げられているのか知らない世界だったので、台本を通して細かく知ることができてとても興味深かったです。119番に電話をかけてきた方の声だけを聞いて、声だけで誘導していくことの難しさをとても感じました。 役への印象 私が演じる粕原雪は、最初は銀行員だったのですが、幼いときのある経験から指令管制員を目指して本当に指令管制員になるという夢をかなえた、とても行動力のある女性だと思います。指令管制員になった後も自分の対応が間違っていなかったか、もっといい方法があったのではないかという思いから現場に足を運び確認するという行動力もとても真面目だなという印象を受けました。 初のゴールデン帯ドラマ主演、かつ月9初出演にして初主演について 素直にうれしかったです! 実は20代前半の頃に月9のオーディションを受けたりもしていまして。なかなかかなわなかった夢がようやくかない、30歳になり、最初のドラマで月9の主演をさせていただけること、とても光栄に思っています。 本作に懸ける思い この作品が決まって、実際に現場で働かれている方とお話する機会をいただいたのですが、なかにはいたずら電話があったりもして本当に困っている人に救助がまわらないこともあると伺いました。そういった電話を減らしたいという思いも聞いて、このドラマを通して皆さんに119番の必要性をしっかりと伝えていけたらいいなと思っております。 視聴者へのメッセージ 指令管制員という職業はチームワークが必要な現場で、日々通報に迅速に対応している姿が本当にかっこいいという印象を受けました。撮影現場の私たちもチーム一丸となって皆さまにそういった姿をお見せできたらいいなと思っております。楽しみにしていただけたら光栄です。よろしくお願いいたします! 渡辺恒也(プロデュース)コメント “119番通報を受ける指令管制員は、ひとつひとつの通報にどのように向き合っているんだろう?”とふと頭に浮かんだ問いが、このドラマを企画したきっかけでした。実際の消防局の方に取材をさせていただき、知れば知るほど奥の深い職業であり、さまざまな人間ドラマが日々繰り広げられている現場なのだと分かりました。 一言に119番通報と言っても、その内容は本当に千差万別で、実際に命の危険が迫っている壮絶な状況のものもあれば、なかには間違い電話やいたずら電話など、歓迎されない通報で時間を取られることも少なくはないそうです。どんな時でもすべての声に耳を傾け、要請者や要救助者の正確な居所を把握し一秒でも早くその場に救急車や消防車を向かわせるために、経験と知識を駆使して闘っている知られざるヒーローたちの姿を、このドラマを通して伝えることができたらうれしいです。 “119番の対応を終えたのちに、その現場に足を運ぶ指令管制員”という主人公・雪のキャラクターを考えたときに、その行動力や探求心の豊かさを、説得力を持って演じられる俳優として思い浮かんだのが、清野菜名さんでした。紺色にオレンジ色のラインが入った消防活動服に身を包んだ清野さんにお会いして、その直感は間違いなかったと確信しました。 清野さんは人見知りだそうなので、そこは少し雪とは違うようですが(笑)、自然と周りを巻き込んでしまうポジティブなエネルギーは清野さん本人のイメージと重なる部分もあるように感じています。清野さんに演じてもらう雪を中心に、司令課3係のチームがどんな風に出来上がっていくのか、これからの撮影がとても楽しみです。 取材を進める中でお聞きした“救助を必要とする市民が、一番初めに接する<声>が私たちです”という言葉がとても印象に残っています。“声”がつなぐものは命だけではなく、その通報に関わった人の生活や人生そのものではないでしょうか。 指令管制員と通報者それぞれの人間ドラマと、“救命の連鎖が始まる場所”の緊迫感をリアルに描く、新しいエンターテインメント作品を目指します。ぜひ、ご期待ください!
リアルサウンド編集部