高橋藍 イタリア帰りのプリンスが「バレー界のオオタニ」になる!
年俸1億円超の経済効果
「ら――んく――ん!」 有明アリーナが黄色い歓声に包まれた。観客席にはうちわやタオルが溢れ、アイドルのライブのようだ。そのほとんどにこう書かれていた――「高橋藍」と。 【画像】爽やか…!イタリア帰りのプリンス・高橋藍の素顔写真…! 11月3日に行われたバレーボールSVリーグの東京GB対サントリー戦の会場を、1万1599人の大観客が埋め尽くした。記録が残っている’06年以降のプロバレーリーグでは最多の動員数である。 そしてその大観衆のお目当て、高橋(23・サントリー)はこの日、強烈なバックアタックを披露するなどチーム2位の18得点を挙げた。バレーとビーチバレーの日本代表として活躍した朝日健太郎氏が、高橋の魅力を解説する。 「サーブレシーブが巧みで守備力が高く、優れた跳躍力を活かした攻撃も素晴らしい。攻守に優れた貴重なプレイヤーです。この日もアタックしつつサポートを徹底し、大車輪の活躍を見せました」 高橋はチーム最年少の19歳で東京五輪の日本代表に選ばれたが、自らの実力不足を痛感。尊敬するエース・石川祐希(28)の背中を追って世界最高峰のリーグ・イタリアセリエAに武者修行に出た。 2季目となる’22~’23年は17点を挙げて初のMVPを獲得したが、今年7月にサントリーに電撃移籍。ファンを驚かせた。 「新たに創設されたSVリーグの看板選手として、サントリーは高橋選手がどうしても欲しかった。提示された年俸は破格の1億円超えだったといいます。彼の加入でチケットが飛ぶように売れているわけだから、年俸1億円でも安いぐらいですよ(笑)」(サントリー関係者) 大谷翔平(30)の経済効果は1000億円超と言われている。イタリア帰りの″プリンス″が、 ″バレー界のオオタニ″として、日本バレーの歴史を変える。 『FRIDAY』2024年11月22・29日合併号より
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