「いいね非公開化」変更のX、有志が“いいねした人を見るツール”公開に反響…安全?どんな仕組み?プログラムを解説
なぜ見られる?→「急すぎてX側が対応できていない」から
そしてもう一つ、「なぜツール上で今もいいねした人が見られるのか」についても紹介すると、結論は「XがまだAPIを開放したまま放置しており、そのデータを取得して表示しているから」です。 APIとは、処理結果やデータをアプリ・サーバー間とやり取りする仕組み。今回のケースでは「いいねを非表示にしろ」という急な仕様変更が起こったことで、Xのプログラムが完全に新仕様に対応できない事態が発生し、その隙をついて実現したものと見受けられます。 そのため、Xが完全に新仕様に対応し、開放したままだった「いいねを見る」APIを閉鎖すればこのツールは使えなくなり、本当の意味での非公開化となるでしょう。ちなみに、このツールは呼び出すごとに「Xにポストされた画像をリクエストする」との動作が入るため、当該画像が削除されると動かなくなります。 ツール配布者も「自己責任でご利用ください(本ツールの利用により発生したいかなる直接的・間接的損害に対して一切責任を負いません)」と免責事項を伝えているため、これらリスクを理解したうえで自己責任で利用していくことが重要です。 (参考)プログラム本体の動作内容取得手順 1. ブックマークレットを平易化(URLデコード・UTF-8デコード) 2. コード化された画像を読み出すプログラムを書き換え 3. デバッグ用にテキストを出力 4. 出力文字列をBase64デコード
オタク総研編集部