北朝鮮メディア 尹大統領の弾劾案可決を報道
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾訴追案が14日に可決されたと報じた。 同通信は7日にも尹大統領の弾劾案の採決が行われたが、与党「国民の力」の議員が国会本会議場から退席し、可決されなかったと伝えた。そのうえで、「(14日に)尹錫悦傀儡(かいらい)の権限が停止した」として、「非常戒厳」の責任を野党などに押し付け、群衆の弾劾闘争を冒涜(ぼうとく)し、政界や社会の強い反発と怒りを引き起こしたと主張した。 また、国防部長官や警察庁長、ソウル地方警察庁長が逮捕され、戒厳司令官を務めた陸軍参謀総長らの職務が停止したとして、「内乱罪の首謀者である尹錫悦傀儡と共犯者に対する捜査が進められている」と伝えた。 朝鮮労働党機関紙、労働新聞も尹大統領弾劾案の可決を報じた。 北朝鮮は2016年12月、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾案が可決された際はその当日に報道していた。
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