Netflix『ミッシング・ユー』主演のロザリンド・エリーザー、原作とドラマの違いを語る
―-ハーラン・コーベンは撮影や脚本制作に関わっていたのでしょうか? 「関わっています。何でも質問することができる環境でした。主にシリーズを脚色した(エグゼクティブプロデューサー兼脚本家の)ヴィクトリア(アサレ=アーチャー)と話をしていましたが、ハーラン(コーベン)も大いに関わっています。彼はエグゼクティブプロデューサーでもあるので、最終的な意思決定や何を望み、何を望まないかについて、作品作りのまさに中心にいます。」 ―-カットは今までに演じた他のキャラクターと違いましたか? 「はい。(これまで)私が演じたキャラクターはそれぞれ異なりますが、カットは、いわゆる”普通”という意味では、今まで演じた中で最も普通かもしれない。私は、型破りで極端な存在感やエネルギーを持つキャラクターを演じる傾向があります。だから彼女は私が演じた中で最も普通というか平凡に近く、それもまた興味深かったです。そういう役は今までなかったので。以前の作品では、麻薬中毒者など他にも色々演じましたが、今回はより普通の路線で、それも私がこの役をやりたいと思った理由のひとつです。私は毎回の仕事、作品毎に異なる感覚を味わい、挑戦したいと思っています。同じようなキャラクターを何度も演じることほど嫌なことはないと感じます。この作品の後はきっと『刑事役はどうですか?』と聞かれることになるでしょうね(笑)それが我々の業界の仕組みなのでしょう。」 ―-『Missing You』に対して観客はどう反応するでしょうか? 「予測は難しいですね。作品に深く関わり過ぎているので、彼女(カット)のことや作品自体をまとめて語る事さえ難しいです。まるで自分の皮膚の一部を剥がすようなもので、誰かに『あなたの性格は?』と聞かれているようなものです。自分の性格なんてわからない、私の母に聞いた方が正しい回答があると思います。だから人々がどう思うかはわからないです。ですが、楽しんでもらえることを願っているし、カットの旅路に共感して、彼女のことを理解してもらえることを願っています。」 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。