【眺めのよいホテル!】広大なフィヨルドが目の前に広がる〈ストールフィヨルド・ホテル〉!
フィヨルドとは、“深く入り込んだ湾”という意味のノルウェー語がもと。約100万年前に北欧を覆っていた分厚い氷河が溶け出し、大地を削りながら後退。そこに海水が流れ込み、細長い入江が形成された。海といえども、両岸を急峻な谷が迫り、波のない水面は静寂さに満ちながらも、岩肌のところどころから流れ落ちる滝の水音があたりに響く。西ノルウェーでは、そんなフィヨルドがおよそ200。そのひとつとなるストールフィヨルドは、“大きなフィヨルド”という名のとおり広大。支湾には世界遺産のガイランゲルフィヨルドも有する。このストールフィヨルドが目の前にあるのが、〈ストールフィヨルド・ホテル〉。丘の中腹に位置し、背後にはスンモーレ・アルプスがそびえる。
ホテルの外観は素朴なログキャビンながら、館内はスカンジナビアの伝統とモダンデザインが出会う洗練の空間。薪がはぜる暖炉や素足に気持ちいい木の床、〈ソノス〉のサウンドシステムなどを備えた心地いい客室は、ナチュラルなトーンで統一。そしてなによりごきげんなのが、バルコニーからの眺め。フィヨルドあるいはノルウェーの森が広がり、冬はロマンチックな銀世界。運がよければオーロラまで現れ、これぞ極北の醍醐味という絶景を堪能できる。 レストランではノルウェー料理界を牽引する料理長が、ローカルフードへの情熱たっぷりにメニューを考案。四季の地元食材を使い、シェフ自身も休日には森で食材探しをしているとか。ホテルオリジナルのクラフトビールもお楽しみだ。アクティビティにはホテルの桟橋から世界遺産のフィヨルドへのクルーズもある。日本では目にすることのできない、ダイナミックで荘厳なフィヨルド。凛とした冬の空気の中で味わう姿は、感動もひとしおだ。
ウッドなどナチュラルな建材を多用し、木の香りが広がるリビングルーム。調度品のデザインには、自然への敬意と厳しい気候の中での暮らしを投影。
レストランの窓から望むフィヨルドも料理のスパイス。料理長は世界料理オリンピック2020でノルウェーの金メダル獲得に貢献するなど、数々のコンクールで賞に輝く実力者。