「プーマ」24-25年向け“駅伝パック”で箱根のシェア拡大へ 勢いに乗る立教大陸上部も登壇
「プーマ(PUMA)」を運営するプーマ ジャパンは11月29日、2024-25年の駅伝やマラソン大会の本格シーズンに向けて、 “エキデン グロー パック(EKIDEN GLOW PACK)”のシューズ5型を一般発売する。プーマ ジャパンは21年からパフォーマンスランニングカテゴリーに注力しており、25年1月2、3日に開催される箱根駅伝では、パートナー契約する城西大学、立教大学をはじめとした選手が「プーマ」のシューズで出走する予定。選手の走りと共に、各社のシューズ開発競争にも注目が集まる。 【画像】「プーマ」24-25年向け“駅伝パック”で箱根のシェア拡大へ 勢いに乗る立教大陸上部も登壇
“エキデン グロー パック”は、「全レベルのランナーの『速くなりたい』をかなえる」(今井健司プーマ ジャパン ランニング・カテゴリーリーダー兼ヘッド・オブ・セールス)として、レーシングシューズ2型、中高の陸上部生向けを含めたトレーニングシューズ3型で構成。5型中4型で、ミッドソールに「プーマ」独自の反発力、推進力を生むフォームテクノロジー「ニトロフォーム」を採用している。
メインとなるレーシング2型は、分離したミッドソール構造とむき出しのカーボンプレートが特徴の“ファストアール ニトロ エリート2”(3万6300円)と、軽さが特徴で多くのトップランナーから支持を集めているという“ディヴィエイト ニトロ エリート3”(3万800円、片足194グラム)。また、5モデル共通で、「日々早朝からトレーニングを重ねるランナーが栄光をつかむ瞬間を描いた」というパープルとイエローの爽やかなグラデーションカラーをソールに採用した。
24年から一般ランナー向けも強化開始
「日本では21年のパフォーマンスランニング強化開始以来、まずは箱根を中心にトップアスリートに支持されるシューズにフォーカスしてきた」と今井リーダー。24年の箱根では「選手20人が着用(注:シェア率8.7%。アルペングループマガジンより)するなど、徐々にトップ選手に選ばれるブランドになってきた」と自信を見せる。選手支援の一環として、24年は23年の妙高高原(新潟)に代えて、学生スポーツの夏の合宿地として知られる菅平高原(長野)に無料で利用できるリカバリー施設もオープンし、選手との接点も増やしてきた。「10月の出雲駅伝では10人着用でシェア17%、11月の全日本大学駅伝では22人着用でシェア18%」(今井リーダー)と、箱根に向けて勢いづいている。