電話一本で行なわれる「退職代行」の「やり取りの中身」…会社側とは一体何を話しているのか?
会社側とのリアルなやり取りを再現!
退職代行モームリ(以下、モームリ):もしもし、お世話になります。わたくし退職代行モームリの◯◯と申します。御社のコンテンツ事業部に勤務されている、佐藤大輝さんの件でご連絡いたしました。総務か人事の御担当者様はいらっしゃいますでしょうか? 某社:お世話になります。私が人事の☓☓です。 モームリ:この度、佐藤大輝さんから依頼をいただきまして、退職希望の旨と、それに伴い今後出勤できない旨、こちらをご本人様に代わりお伝えをさせていただきます。 某社:え、そうだったんですね。残念ですが、わかりました。 モームリ:退職の手続きについてお伺いしたいのですが、まず、退職届の提出は必要でしょうか? 某社:はい。ちなみにウチの会社は、退職届に指定のフォーマットがあるのですが……。 モームリ:かしこまりました。そちらを佐藤大輝さんのご自宅に郵送していただきたく、そちらご本人様の直筆で記入して、返送させていただきます。 某社:承知しました。 モームリ:それから、会社から借りている物がいくつかあると伺っておりまして……。具体的には健康保険証と名刺ですね。これらすべて退職届が届き次第、一緒に郵送させていただきたいのですが、郵送先は御社の本社宛てでよろしいですか? 某社:はい。大丈夫です。 モームリ:退職後の必要書類を4点伺っております。源泉徴収票、離職票、健康保険資格喪失証明書、雇用保険被保険者証。この4点を発行次第、ご本人様のご自宅宛てに郵送お願いいたします。 某社:承知しました。
「退職理由」を尋ねられたときは……
モームリ:退職届に記載する「退職日」なのですが、最後に出勤したのが昨日6日、明日以降の出勤が難しいということでお伺いしています。この場合は、何日付で退職届に記載すればよろしいでしょうか? 某社:6日付でお願いします。 モームリ:かしこまりました。最後になりますが、ご本人様は明日以降の出勤はできないということでお伺いしておりまして、ご本人様とご家族への直接の連絡は、お控えいただきますようお願いいたします。こちらからは以上となります。 某社:すみません。退職理由について詳しく聞いてもいいですか? モームリ:はい。伺っている内容としては、人間関係については特に問題ないそうなのですが、仕事量の増加に伴い、プレッシャーも大きくなり、精神的に苦しくなってしまったそうです。 ご本人様の中では、自分で直接気持ちを伝えるのが恐いという気持ちがあって、甘えだと思われるかもしれないけれど、退職代行をお願いしたと伺っております。 某社:そうなんですね。彼には引き続き、良質なテキストコンテンツの作成を頑張ってほしかったのですが、わかりました。 モームリ:もし何か不備等があった際はご対応させていただきますので、その際は弊社にご連絡いただければと思います。お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。それでは、失礼します。