【プレミア12】台湾代表が涙の歓喜初V 打っては11安打、投げては完封リレーで侍打線沈黙
<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン0-4台湾>◇24日◇東京ドーム 台湾代表が完封勝利で涙のプレミア12初優勝を喜んだ。9回1死一塁、栗原を一直の併殺が成立して試合終了。ベンチから大喜びでナインが飛び出してきた。涙を浮かべる選手やスタッフの姿もあった。 日本戦の9連敗をストップし、日本の国際大会を27連勝で止めた曽豪駒監督は「こういうことが本当に起きました。人生は無限の可能性があって、それに挑戦すれば必ずかなうということ。それを夢見て、最後まで歩んできた選手に、選手たちに感謝したいと思います」と話した。 打線は本塁打攻勢で主導権を握った。4回先頭でダイヤモンドバックス傘下に所属する林家正が戸郷から右中間席に先制ソロ。さらに5回1死一、二塁からは今大会打率6割2分5厘の絶好調男・陳傑憲が右翼席に豪快な3ランを放った。以降も隅田、藤平からチャンスを作り、11安打を浴びせた。 投げては貫禄の完封リレーで強力な侍打線を封じた。前日の日本戦の予告先発を異例の温存策で回避した絶対的エース林■(■は日の下に立)■(■は王ヘンに民)が長い腕から繰り出すダイナミックなフォームと投球で4回1安打無失点。米ダイヤモンドバックス傘下3Aで活躍する左腕の力を見せつけた。 2番手からはNPB経験者リレーでつないだ。元オリックス、西武の張奕も3回2安打無失点と好リリーフすると、8回は3番手でDeNAやロッテでプレーした陳冠宇が1回無失点に抑えた。9回は林凱威が抑え、胴上げ投手となった。 曽豪駒監督は「日本の27連勝を止めるのはとても容易なことではありませんでした。侍ジャパンはとても強いチームです。今日はこういう結果で勝利して、日本にちょっと近づいたとは思います。ただ、日本はとても強い実力を持ってるので、私たちはさらにさらに努力をして、日本にもっと近づくように頑張らないといけないと思います」と大一番での勝利を財産に、台湾野球を盛り上げていく。