高額の「SNS型投資詐欺」被害相次ぐ、佐賀県内 唐津市60代女性は1545万円、吉野ヶ里町の70代女性は1900万円
唐津市の60代女性が警察官らをかたる手口のニセ電話詐欺で1545万円をだまし取られる事件と、吉野ヶ里町の70代女性が1900万円を詐取される「SNS型投資詐欺」事件が相次いで発生した。唐津署と神埼署が26日、発表した。 唐津署によると11月25日、唐津市の60代女性の自宅に電話会社や警察官を名乗る男らから「マネーロンダリング(資金洗浄)に関わっている疑いがあり、金融調査が必要」との電話があった。SNS(交流サイト)のビデオ通話を通じて預金額を聞かれ、「調査のため全額振り込んで。1週間で返す」などと言われ、5回に分けて振り込んだ。 神埼署によると、吉野ヶ里町の70代女性は9月20日ごろ、投資サイトで知り合った人物とSNSでやりとりし、「金は安全資産として有利な動きを見せている」と投資話を持ちかけられた。投資費用として計1900万円を送金した。利益を出金するためのサービス料を求められ、親族に話して詐欺と判明した。