優勝すれば米ツアー予選会回避! 山下美夢有はショット好調で“大一番”へ コースとの「相性も悪くない」
今季はスイングが定着せずに苦しんできたが……
◆日米女子ツアー共催 TOTOジャパンクラシック 10月31日~11月3日 瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県) 6616ヤード・パー72 【写真49枚】渋野日向子、原英莉花、小祝さくら、竹田麗央らが前夜祭でそろい踏み! 日米共催大会を彩る“ドレスアップ姿”を披露
山下美夢有が「コンディションはいい状態です。ゴルフの調子はだいぶ上がってきている」と上り調子で、国内唯一の全米女子プロゴルフ協会公式戦で日本女子ツアーも兼ねる「TOTOジャパンクラシック」に乗り込んできた。
22年&23年の年間女王も今季は「直すところがけっこう多くて、どれが正解かもあまり自分でわかっていない部分もあった」とスイングが定着せず、「考えながら毎試合やっていた」と苦しんだ。 3週前の「富士通レディース」で今季初優勝を“ようやく”もぎ取ったが、その時点では「スイング自体はあまり良くなかった。実際に球の飛び方もあまりよくなかった」という。 それがここにきて「やっとこう、落ち着いたというか、『これかな』みたいな感じは出てきた。ショットのイメージもだいぶ出るようになってきた」と好感触を得て大一番を迎えられている。 当地で行われた21年大会を通算5アンダー15位タイ、22年大会を通算12アンダー5位タイで終えており、「相性は悪くはないかな」という自覚も持っている。「普段の試合よりもグリーンが止まるので、伸ばし合いの戦いになるかなと思います」と予想する。 今季、米ツアーへはメジャー5試合に出場。6月「全米女子プロ」では2位タイに入った。8月の「パリ五輪」には日本代表として出場。メダルには1打及ばず、4位タイに終わり悔し涙を流した。シーズンが始まった当初は考えていなかった米ツアーへの挑戦だが、この1年間で気持ちが傾いていった。 そして、来季の米ツアー出場権をかけた予選会へエントリーした。「10月8日時点の世界ランキング75位以内」の資格で、最終予選会(12月5~9日、アラバマ州/マグノリアグローブGC)から出場することができるが、今週優勝すればそれも回避できる。 「優勝できた方がやっぱりいいなっていう風には思います」と、当然その“特典”を意識する一方で、「いつも、どの試合でも優勝を目指してやってるのは変わらない。普段通りのプレーで優勝できたらいいなと思います」と平常心を貫きつつ闘志を燃やす。
※一部変更しました(31日8時30分)
ゴルフのニュース編集部