米軍のオスプレイ飛行一時停止を受けて取材に答える玉城デニー知事＝10日午後、県庁

　沖縄県の玉城デニー知事は10日、米軍が輸送機オスプレイの運用を一時的に停止したことを受けて、記者団の取材に対し「事故も多いし、予防着陸の回数があまりにも多い。着陸を必要とする部分的な故障、警報を示しているということ。こういう機材をずっとこのまま、だましだまし使うのは、県民の安全安心を守らなければならない立場からするとあり得ない。永久に使用停止する。それくらいの強い気持ちにならないと、この問題の根本的な解決はない」と話した。 【写真】デニー知事「ワシントン駐在にも情報収集するようにと指示したい」

　米軍の運用停止について県が沖縄防衛局に確認したところ「詳細は米側に確認中」として、今後追加の情報があれば提供していくと回答があったという。 　玉城知事は「アメリカがどれだけ深刻に受け止めているのかはさまざまな情報を集めたい。ワシントン駐在にも情報収集するようにと指示したいと思う」と話した。