広島、CSは極めて厳しく 残り3試合、3位とのゲーム差は3…新井監督「そこはもちろん分かっています」
◇1日 DeNA3―1広島(横浜) 広島の2年連続クライマックスシリーズ(CS)進出が遠のいた。3位DeNAとの最後の直接対決で逆転負け。ゲーム差は3に開いた。 残り3試合。順位逆転は極めて難しい状況に追い込まれた。新井監督は「そこはもちろん分かっています。こちらがやれるのは残り3試合、たくさん応援しに来てくれているから、いい試合をお見せできるように」と、健闘を誓うのが精いっぱいだった。 8月まではセ・リーグの主役だった。9月に5勝20敗の大失速。ようやく月が変わった初戦、出だしは運気の転換を思わせた。3回、エンドランを絡めてヒット1本で1点をもぎ取った。新井監督が「足を絡めてというのはずっとやってきたことなので」と語った本来の武器でリードを奪った。 暗転は早々と訪れた。4回、先発の左腕・森が6安打を浴びて一気に3失点。逆転を許した。 中盤以降はビハインドの展開。それでも新井監督は「やれることはすべてやろうと、そういう形」のタクトを振った。島内、ハーン、栗林と勝ちパターン継投を投入。執念の無失点リレーを演出したが、打つ方がゼロ行進に終わった。
中日スポーツ