侍ジャパンが国際試合5年ぶり黒星でV逸…27連勝でストップ 主要世界大会は3連覇で止まる、井端弘和監督は初黒星 決勝・台湾戦【プレミア12】
◆プレミア12 決勝 日本0―4台湾(24日、東京ドーム) 野球日本代表「侍ジャパン」が台湾代表に敗れ、2019年大会に続く連覇を逃した。主要国際試合の連勝は「27」でストップ。井端弘和監督は就任17試合目で国際大会初黒星を喫した。 ■侍主砲がモデル妻と〝新婚2ショット〟【写真】 世界大会で日本は前回19年のプレミア12、21年の東京五輪、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と3連覇中で、目指していた4連覇は惜しくもならなかった。日本の国際大会での黒星は、2019年プレミア12の2次リーグ、米国戦以来で5年ぶりとなる。 初優勝を目指して意気上がる台湾代表の一発攻勢に日本が苦しんだ。同代表の先発で、米大リーグ・ダイヤモンドバックス傘下に所属する左腕の林昱珉と、戸郷翔征(巨人)の投げ合いで中盤まで進むも、5回に動いた。 戸郷が先頭のリン・ジャーチェンに投じた150キロの真っすぐは、右中間スタンドの最前列に運ばれるソロに。痛い先制点を献上すると、なお1死一、二塁でチェン・ジェシェンにも真っすぐを捉えられて右翼スタンド中段に運ばれる3ランを浴びた。一挙4失点を許し、戸郷はこの回限りで降板した。2番手の隅田知一郎(西武)は7回2死二、三塁で追加点を失う危機。遊ゴロからの一塁送球が1度はセーフと判定され、スコアボードには5点目が刻まれる場面があったが、井端監督のリクエストで判定が覆り失点を防いだ。 打線も4回を投げた林昱珉の前に1安打に封じ込められた。5回に台湾代表の2番手でオリックスや西武で活躍した張奕を攻めて2死一、二塁を好機をつくるも、小園海斗(広島)が一ゴロに倒れて得点を奪えなかった。その後も快音は響かず、最後まで台湾投手陣を打ち崩せなかった。 3位決定戦は米国が6―1でベネズエラに勝った。 ◆井端ジャパン・過去の国際試合成績 ▼カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 23年11月16日 4〇0 台湾 17日 2〇1 韓国 18日 10〇0 オーストラリア 19日 4〇3 韓国 ▼カーネクスト 侍ジャパンシリーズ 24年 3月 6日 5〇0 欧州代表 7日 2〇0 欧州代表 ▼ラグザス 侍ジャパンシリーズ 11月 9日 7〇1 チェコ 10日 9〇0 チェコ ▼WBSCプレミア12 11月13日 9〇3 オーストラリア 15日 6〇3 韓国 16日 3〇1 台湾 17日 7〇6 キューバ 18日 11〇3 ドミニカ共和国 21日 9〇1 米国 22日 9〇6 ベネズエラ 23日 9〇6 台湾
西日本新聞社