気候変動を「でっち上げ」と呼ぶトランプ氏に警戒感…揺れるCOP、ロシアは対策の重要性を強調
各国の足並みに乱れが見える中、ロシアは対策の重要性を強調している。「低炭素エネルギーへの移行は低所得国の発展を妨げずに行うべきだ」(ミシュスチン首相)と、新興・途上国「グローバル・サウス」に寄り添う姿勢が目立つ。米国の離脱をグローバル・サウスを引き寄せる材料に使う狙いが透ける。
米政府高官は12日、記者団に対し、今後の米国の温暖化対策についてため息交じりに語った。
「最も裕福で主要な排出国の米国が、しばらく何もできない。つらいが、それが現実だ」